内容説明
恋のゲームに熱中するほど若くはないけれど、あきらめの境地にはまだまだ。ようやく男というものの正体が見えはじめてきた年頃のサバンナ、バーナディン、ロビン、グロリア。人生を思い切り生きている彼女たちの、友情、恋愛、結婚、仕事―あけすけなおしゃべりや、ひそやかなため息、威勢のいい啖呵、ホロッとくる愛の告白などをコミカルに綴った28編のオムニバス・ストーリー。
目次
バランスを失って
どうってことない話だけど
行動する黒人女性の会
何しに来たの
あっちにフラフラ、こっちにフラフラ
暇つぶし
こんな気持ち、初めて
心の故郷
酔っぱらっちゃった
モンスーン
天国から真っ逆さまに
余波
虫がよすぎるわ
友情
ものの重さ
生き返ったわよ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっちん
3
何だか上と同じようにみんなでワイワイやってるうちに終わった感じ。最終的にはみんなそれぞれの幸せを見つけたかなとは思うけど結末部分へのプロセスの詰めが甘かった気がする。2014/05/13
彗
2
最後の最後まで、この人たちは学ばないのかと思いきや、すごくいいエンディング。20代の頃とは確実に違う、悩める30代女性たちの恋愛の数々。とても面白かった。2010/01/30
ringoringo
1
黒人女性たちの本音がおもしろい。いろいろ人生経験を重ねた30代だからこその悩みや葛藤に共感した。女友達もお互いにしょーがないヤツと思いつつも、いざというときには頼りになったりするところが、大人の友達付き合いだなー。2011/06/21