出版社内容情報
友人二人が刺殺された現場近くで、アンナはナイフを手にしたまま昏睡状態に陥ってしまう。以来四年間、容疑者とされたまま眠り続けていた。睡眠が関連する犯罪の専門家ベンは、彼女に刑事責任を問うために覚醒させる任務を受ける。だが、アンナが目覚めたとき、事件は思わぬ方向へと転がり落ち……。目に映る真相が幾度も覆される驚異のクライマックス。全英の話題をさらった超弩級のデビュー作!
【目次】
内容説明
友人二人が刺殺された現場近くで、アンナはナイフを手にしたまま昏睡状態に陥ってしまう。以来四年間、容疑者とされたまま眠り続けていた。睡眠が関連する犯罪の専門家ベンは、彼女に刑事責任を問うために覚醒させる任務を受ける。だが、アンナが目覚めたとき、事件は思わぬ方向へと転がり落ち…。目に映る真相が幾度も覆される驚異のクライマックス。全英の話題をさらった超弩級のデビュー作!
著者等紹介
ブレイク,マシュー[ブレイク,マシュー] [Blake,Matthew]
ダラム大学とオックスフォード大学のマートン・カレッジで英文学を学んだ後、英国議会でリサーチャーとして働く。生涯愛するアガサ・クリスティー作品とミステリー小説にインスパイアされて書いた『眠れるアンナ・O』(2024年)が犯罪スリラーのデビュー作となる
池田真紀子[イケダマキコ]
1966年東京生れ。上智大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
69
「眠ったまま人を殺す事は可能なのか?」魅力的なテーマで物語が展開されるスリリングなサスペンス。友人2人が刺し殺された現場でナイフを手にしたまま昏睡状態に陥っていた女性アンナ。以来4年間、容疑者のまま眠り続ける彼女を目覚めさせ、裁判にかけたい司法省は睡眠が専門の犯罪心理学者ベンに彼女の覚醒を依頼する。そしてとうとうアンナは目覚めるのだが…。ベンの語りとアンナの日記、この対比がとても面白い。そして時折差し込まれる謎の女性の独白。彼女は本当に犯人なのか?二転三転する真相に驚くこと間違いなしの引き込まれる1冊。2025/09/20
M H
27
同僚2人の刺殺体とともに発見されたのはナイフを持ったまま眠るアンナ・O。犯罪心理学者のベンは彼女を目覚めさせるべく奮闘するが、背後には二転三転する真相が隠されている。…えー、すいません。複雑というか事態が転がりすぎて振り落とされました(苦笑)意外ではあるんだけどそういう驚き方はしたくない結末。結構長いし、睡眠関係の知識もないからか入り込めなかった。感情移入しやすい作りでもないし。衝撃的なシチュエーションが散りばめられ、映像化決定はわかる気がする。2025/10/16
tom
27
帯にはディバーとリー・チャイルド絶賛と書いている。こんなセリフは、たいてい怪しいと思いながら手に取る。登場するのは眠り姫こと「アンナ・O」(フロイトのヒステリー研究の当事者)。彼女は、人を殺したのち眠り続けて4年という設定。この姫を目覚めさせ裁判をしなきゃというところから呼ばれたのが臨床心理士の主人公。ここまででかなり無理筋の設定。以後、もっともらしい味付けを重ねるけれど、やっぱり無理が大き過ぎる。犯人はそうでしたか?という読後感。虚偽記憶症候群とか生存放棄症候群という初見の心理学用語?が現れる。2025/08/30
ぽてち
26
友人2人が殺害された現場近くで、昏睡状態で発見されたアンナ・オグルヴィ。生存放棄症候群と診断された彼女を目覚めさせるために指名されたのは、犯罪心理学者のベネディクト・プリンスだった。彼は独自のアプローチでアンナを目覚めさせることに成功するが……。単純なフーダニットのプロットに、あんなことやこんなことをプラスしてサスペンスを盛り上げる手法に唸った。提示される“真実”は疑わしく、当然のようにひっくり返される。理詰めで考えれば犯人ではないとわかるので納得がいく。真相が明かされたときには呆気にとられてしまった。2025/09/23
ケイジ
25
2人の刺殺体と共に眠っているアンナ。彼女が犯人なのか‥眠りの専門家が治療覚醒に挑戦する。後半確かに帯の言うように二転三転する。もうちょっとテンポよく話が進んだらよかったのに。2025/08/16
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