新潮文庫<br> 灼熱の魂

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新潮文庫
灼熱の魂

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102407813
  • NDC分類 952
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ある日を境に沈黙を続けていた母ナワル。彼女の死後、双子の姉弟ジャンヌとシモンは公証人から奇妙な遺言を伝えられる。姉は死別したはずの父を、弟は存在すら知らぬ兄を、それぞれ探し出して手紙を渡せというのだ。姉弟が知りえなかった母の生涯が明かされるにつれ、沈黙に隠された驚愕の事実が判明する――。戦争と因習、そして運命に弄ばれた女性の壮絶なる過去が慟哭を誘う、現代の黙示録。

内容説明

ある日を境に沈黙を続けていた母ナワル。彼女の死後、双子の姉弟ジャンヌとシモンは公証人から奇妙な遺言を伝えられる。姉は死別したはずの父を、弟は存在すら知らぬ兄を、それぞれ探し出して手紙を渡せというのだ。姉弟が知りえなかった母の生涯が明かされるにつれ、沈黙に隠された驚愕の事実が判明する。戦争と因習、そして運命に弄ばれた女性の壮絶なる過去が慟哭を誘う、現代の黙示録。

著者等紹介

ムアワッド,ワジディ[ムアワッド,ワジディ] [Mouawad,Wajdi]
劇作家・演出家・俳優。1968年ベイルート生れ。レバノンで内戦を経験し、8歳で家族とともにフランスに亡命。’83年にカナダのケベック州に移住。カナダ国立演劇学校を卒業後、劇団テアトル・オ・パルルールを創立し精力的に演劇活動を続ける。2016年、パリのコリーヌ国立劇場の芸術監督に就任

大林薫[オオバヤシカオリ]
フランス語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

58
この戯曲が様々な実話をベースにしているという事に改めて絶句。口を永遠に閉ざした母、ナワルが死んだ。彼女から母親としての愛情を感じたことがなかった双子が遺言として渡されたのは、彼らの父親と彼らの兄への手紙だった。葛藤と反発を抱えながら沈黙した母の人生を探っていった彼らに待ち受けていたのは・・・。映画を観た時、「1+1=1になるには」の問いの答えを悟ってしまったジャンヌの呑んだ息の音は今も忘れられない。そして裁判にて全く、悔悛の情を見せなかった彼に対し、あの真実は彼に唯一の罰でもあり、許しともなっただろう。2025/07/02

Vakira

48
♪それがマンピーのGスポット!Gスポット!~・・・灼熱の~恋のメロディ~♪と、この題名の「灼熱の~」からSASの「マンピーのGスポット」の曲が脳内リプレーする。そして映画として蘇ったのはロマンポルノ好き~ ちゃうねん ロマン・ポランスキー監督作品「チャイナタウン」。ニコルソン扮する探偵の物語。この映画のミステリーの解は衝撃のMy daughter is my sister。思春期に見たのでトラウマになった思い出。この本、それが蘇る程の衝撃な物語。原題は「焼けこげる魂:戦火」。2025/04/20

竹園和明

35
Xで井上荒野がお薦めしていた演劇のシナリオ本。中東レバノンを舞台としたキリスト教徒とイスラム教徒の対立が生んだ、一人の女性の悲しき生涯を描いた作品だ。「数奇な運命」という言葉があるが、本作はそんな簡単な言葉では言い尽くせない悲しく虚しい物語。母ナワルに遺言を託された公証人から、死んだはずの父と存在すら聞いたこともなかった兄を探し母が書いた手紙を手渡すよう指示された双子の姉弟。母のルーツを探る旅となった2人が知る真実とは。戦争がもたらす悲劇と驚きの展開に茫然自失。自分が今生きる事の有り難みを痛感した。2025/04/28

やー

4
戦時中の描写があまりに残虐で飛ばし読みだったのでしっかり読めたとも言えず、帯のような涙の読後にもならなかった。母ナワルの賢明で勇気のあること。戯曲であるせいか、とてもテンポがよい。自分も生まれたときから連鎖する感情の渦の中に放り込まれていたら、どうなっていたかわからない。それこそ人を殺めることになにも感じなかったかもしれない。戦争は人間のいちばん痛いところを刺激し、人間性をテストしてくる。2025/06/14

4
ある日話すことをやめた母の死後、彼女の過去を追い始めた双子の姉弟 会話メインで進む物語は悲惨な結末にたどり着く 戦争とはこれほどまでに人々の幸福や世間の良識を破壊し尽くしてしまうものなのか  戯曲だけど小説読みの人にもおすすめ2025/03/29

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