新潮文庫<br> 屍衣にポケットはない

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新潮文庫
屍衣にポケットはない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102404416
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

地方紙『タイムズ・ガゼット』の人気記者ドーランは、報道より広告収入重視の社の体制と縁を切り、自ら雑誌を創刊。告発記事を次々発表することで報道の信義を貫き、多くの読者を獲得する。そんな彼に対し、古巣の新聞社からの圧力、資金難、告発された関係者による雑誌強奪騒動など、幾多の苦難が立ちはだかる――。真実のみを追究する記者の孤闘を描き、疾走する人間像を浮き彫りにする名作。

内容説明

地方紙『タイムズ・ガゼット』の人気記者ドーランは、報道より広告収入重視の社の体制と縁を切り、自ら雑誌を創刊。告発記事を次々発表することで報道の信義を貫き、多くの読者を獲得する。そんな彼に対し、古巣の新聞社からの圧力、資金難、告発された関係者による雑誌強奪騒動など、幾多の苦難が立ちはだかる―。真実のみを追究する記者の孤闘を描き、疾走する人間像を浮き彫りにする名作。

著者等紹介

マッコイ,ホレス[マッコイ,ホレス] [McCoy,Horace]
1897‐1955。テネシー州ペグラム生れ。新聞のスポーツ担当記者を経て、1920年代後半から“ブラック・マスク”を中心にパルプ雑誌に数々の短篇を発表する。本国で認められなかったデビュー長篇『彼らは廃馬を撃つ』(’35年)と第二作『屍衣にポケットはない』(’37年)が、第二次大戦後、フランスで出版され高評を得たことで再評価された

田口俊樹[タグチトシキ]
1950年、奈良市生れ。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

47
凄い小説を読んだ。ここまで尖った主人公は始めてかも。まわりはすごく迷惑で、本人は生きにくいと思うんだけど、生きにくいということも気づいてなさそうです。1937年、大戦に参戦する前のアメリカのコミュニティが舞台。触れられないものがあるのは、どんな社会でもそうなんだろうな。2024/02/13

新田新一

42
地方で新聞記者として働いていたドーランは、金儲け主義の会社に嫌気がさして、自ら雑誌を創刊します。権力者に都合の悪い記事を次々と発表し、街の顔役から睨まれることに。資金不足にも陥ります。それでも、様々な障害を乗り越え、街に巣くう巨悪に打撃を与えるスクープを発表したのですが……。主人公が権力者を負かすのは痛快なのですが、現実はこれほどうまくいかないのでは、と思いながら読んでいくと結末でやられます。結末の苦さとやり切れなさが見事で、深い余韻を噛みしめました。2025/07/11

ハスゴン

36
古い作品とは思えない瑞々しい感じがしました。過去にこの作者を読んだことがあったのをこのサイトのおかげで知りました。2024/06/25

M H

26
正義を貫くジャーナリストかだらしのない暴力男か。本作の読みどころなどは杉江松恋さんの解説に詳しいが、人の行為と人格を切り離してみるか否かを試されている気がした。個人的にはどうしても共感ベースで読んでしまうので無理だった。ただ、1937年発表でも古さは感じず、時代を問わない根源的な怒りが描かれているのだろう。訳文もストーリー展開も疾走感があってあっという間に終着点。2025/01/20

hikarunoir

17
ブラックリザードオマージュカバーに相応しい、怒りに満ちた一冊。出自から不正を憎み告発に手段を選ばぬ主人公記者の暴走と末路。焦燥で駆ける誤算。2025/05/20

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