内容説明
今なお世界中で読み続けられる名作『風と共に去りぬ』の映画は、ハリウッドの名プロデューサーの執念と膨大な時間と金を注ぎ込んで作られ、映画史上に輝く超大作となった。本書は、ヴィヴィアン・リーがスカーレット役に決った時の運命的なエピソード、レット・バトラー役のクラーク・ゲイブルの逸話などをはじめこの映画の舞台裏を、カットされた幻のフィルムを交えて紹介する。
目次
第1章 マーガレット・ミッチェル
第2章 プロデューサー
第3章 制作準備
第4章 プロダクション
第5章 セット
第6章 コスチューム
第7章 メーキャップ
第8章 ポストプロダクション
第9章 アトランタ・プレミア
第10章 アカデミー賞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuririn_Monroe
21
新訳発売に合わせて図書館から今日借りてきた。写真集という名称だが、原作者、1939年公開の映画、映画のプロダクション、セットなど様々な観点から細かな逸話を記録している。実写化に関しては大がかりな作品のため、撮影が難航して莫大な費用がかさみ、真夏の時期は特に苦労していたことが特に生々しい。貴重なカラー映画としてやっとのことで完成させた当時は感動を呼んだだろうし、反響は素晴らしかったんだろうな。何か胸が熱くなる一冊。映画の原点はここです。昔の映画の方がやっぱり好きだなあ。有名な『タラのテーマ』が聴こえる。2015/07/03
viola
4
『風と共に去りぬ』が好きすぎて、つい買ってしまった1冊。写真半分、文章半分くらいです。ミッチェル、製作準備、セット、コスチューム、メーキャップ、アトランタ・プレミア、アカデミー賞etc...ファンにはたまらない情報盛りだくさん★ 映画を観直す前に一読してから観てみると、面白さが倍増しそうな感じです。2010/11/28
huchang
1
古本市で手に入れたが何年前のことやったか。高校の図書室で夢中になって翻訳読んで、大学生の頃に映画館で見た。休憩はさむような長い映画は初めてで、おやつも用意して。衣装も俳優陣も(特にクラーク・ゲーブル!)音楽も何もかもが本当に本当に良くて、あの夢のような映画がどのように生まれたのか、少し分かった。「いくない、やり直し」が躊躇なく言える空気読まんか強引な人でないと無理なんやと面白かった。マミー役ハティー・マクダニエルも「お嬢様、あの人にかかっちゃしょうがねえ」と思ってたのかなあ。2022/04/03
バッシー
1
映画版の舞台裏が写真と共に説明される。こだわり抜かれて撮影された映画だとよくわかった。最後には淀川長治さんの文も。2019/11/09
にゃおりん
0
衣装やメーキャップのお話が興味深かった。ヴィヴィアン・リーはとびぬけて美しい。2009/10/13