新潮文庫<br> ボブ・グリーン 街角の詩(うた)

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新潮文庫
ボブ・グリーン 街角の詩(うた)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784102370018
  • NDC分類 934
  • Cコード C0198

内容説明

クリスマスだけでも人並の暮らしをしようと、毎年わずかな金を求め、質屋通いをする孤独な男たち。今は落ちぶれているが、若い頃尊敬していた老ブルースマンを自分たちのコンサートに招待したローリング・ストーンズ―。’70年代前半、日々の締切りに追われ、シカゴの街中を駆けずり回る若き日のボブ・グリーン。彼の温かい眼差しが捉えた心に沁み入るベスト・コラム全45編。

目次

ローリング・ストーンズが忘れた男
ワイマンとウルフ
あるディスクジョッキーに捧げるレクイエム
月から来た男
ロック・スター
ジャック・ベニー
スピレーン
長老フォンダ
チキン・キング
ファッツ
バーン・ダンスの幻影
ウッドワードとバーンスタイン
見知らぬ町へ
一人旅
真実の叫び
デヴィッドの賭け
父の贈物〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

87
冒頭ローリング:ストーンズとアメリカのブルーズマンであるハウリン:ウルフとの交流に始まり、俳優ヘンリー・フォンダ、作家ミッキー・スピレーン、ウォーターゲート事件をすっぱ抜いたウッドワードとバーンスタイン記者他、また一般の人のことも取り上げている。なかでも女性のヒッチハイカーの話がいかにもアメリカ的でヒヤヒヤする話が面白い。プレイボーイの創始者ヘフナーのプレイボーイ館の取材も興味深く読めた。1970年代に書かれたものがおおいので文化や芸術、風俗そのあたりのことを知っておくと読みやすいかも。2020/09/13

kawa

27
永年の書棚放置本。1970年代のシカゴの地方紙に掲載のコラム集。著書は当時有名な若手コラムニスト。冒頭のブルース・シンガーのハリウン・ウルフとストーンズの関わり話しも良いのだが、ラスト3編、感謝祭、クリスマス、大晦日に登場する庶民の姿が印象的。多分彼ら当時は民主党、今だったら共和党支持なんだろうかなどと想像してしまう。今となれば意味の取れないものもあるが、70年前後のアメリカの雰囲気を想像させられる一冊。2024/12/13

ジョニジョニ

8
若き日のビル・ワイマンから、生きているカーネル・サンダースをいきいきと描いたりする、1970年代前半のシカゴ新聞コラム集です。個人的には、産まれてすぐに両親が離婚したばかりに、父親の顔も知らずに育った娘が、見たこともない父親に会いに行く話を読みながら、電車の中だったのに涙が止まらなくって困りました。2019/10/21

momogaga

7
20年以上も積読していた本を読めてほっとした。「ヘフの館」が一番印象に残った。私も一度は行ってみたいと思っていたところだったからだ。これだから積読本を処分することはできない。2015/03/01

メルコ

5
1970年代前半にアメリカの新聞に連載されたコラム集。プレイボーイ誌の創刊者H・ヘフナーの館を綴ったものが印象に残る。社会的な地位に問わず、どこか孤独の影がある人物が多いように思われる。内容は新聞の社説などを読んでいる感覚に近かった。2018/02/28

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