内容説明
若い黒人選手たちを積極的に活用したセントルイス・カーディナルスは、シーズン終盤の快進撃でナ・リーグを制覇。どうにかア・リーグ優勝を果たしたヤンキースは、ピークを過ぎた老雄たちにボイナーやペピトーンといった若手を加えた布陣で迎撃態勢を取った―。当時、ヴェトナム報道に命を懸けていた著者が緻密な追跡取材を敢行し、野球への限りなき愛情をこめて綴る最後の7試合。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイガー@津軽衆
4
通算16冊目。02月07冊目読了。正直メジャーリーガーの名選手がわからなかったのですが、この本で沢山知ることができました。中でもティム・マッカーバー捕手とボブ・ギブソン投手のバッテリーは本当に最高ですね。カージナルスのファンになりました。本の最後のヤンキースとのワールドシリーズの件は、野球ファン垂涎の展開です。バッテリーのやりとりでかっこよかったのが、最多奪三振記録更新した際に「次は誰だ?」「誰だって同じでしょう」…このやりとりシビレます(笑)全ての野球ファンに捧ぐ2冊です(上下巻)。2017/02/22
Gen Kato
2
再読。なのに惹きこまれて一気読み。アメリカ現代史の一断面。2015/03/21
ご〜ちゃん
1
時代の流れに乗り遅れていくと、それを取り返すのは大変であること。ちょっとした出来事で、野球のペナントレースの行方が変わってしまうこと。野球に関わっているのは、選手だけではなく、監督、コーチ、オーナー、記者等多種多様な人がいるのだと改めて感じた。ハルバースタムは、とても綿密な取材をし、その取材を文章に落とし込むだけの表現力を持つ稀有な記者だと思う。2019/01/30
ご〜ちゃん
1
ひとりひとりに焦点を当てつつ、1964年のワールドシリーズに話のピークを持って行き、その後のひとりひとりの人生を淡々と振り替える。この本の構成がとても好きだ。知らない選手だらけだし、その歴史を知らないのだが、目の前にひとりひとりの選手が鮮やかに描き出されていて、何度読んでも興味深い。2015/06/09
shiaruvy
1
コメント予定 [H08.03.01 初版]