内容説明
マリス、マントルというMM砲を擁し、無敵の黄金時代を謳歌したニューヨーク・ヤンキース。だが、アメリカは変わりつつあった―社会も、そしてベースボールも。名門としての驕りから若手の育成を怠り、黒人選手の登用をためらったこの球団は、すでに奈落への淵に立たされていた。象徴的な’64年ワールドシリーズを軸に、世界屈指のジャーナリストが描く、男たちのパワーと知略の激闘。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイガー@津軽衆
7
通算97冊目。11月01冊目読了。往年のスーパースターの裏の顔?!なんかも垣間見れる本です。何に驚いたかというと歴史の深さ。人種差別の根深さと、それに正面からぶつかった選手たち。またこの本を読むと世界史の勉強にもなります。1929年、世界恐慌の時にどうであったか、第二次大戦ではなど…読了後はメジャーリーグのスケールの大きさが好きになります。野球好きなら一読する価値はあります。2016/11/07
Gen Kato
2
再読。半世紀前のワールドシリーズの「現実」。名前だけ知っていた名選手が行間から立ち上がってくるような迫力に満ちたノンフィクション。2015/03/21
ご〜ちゃん
1
取材したひとりひとりの描写が、良い面もそうではない面も同じような距離感であり、そこが好きだ。2019/01/26
ご〜ちゃん
1
若手のボブ・ギブソンがビル・ホワイトに忠告されているところ。監督には逆らうな、ことを大きくするな、という以外に、「あと一歩で大リーグのピッチャーとして成功できるんだから、いま、癇癪玉を破裂させるな。君には変えられないことに精力を使いはたすな。君が変えられることに専念しろ」「いずれ認められるときがくる。本当だ。必ずくる。いま君がすべきことは、そのときに備えることだ。そのときがきて投げろと言われたとき、自信満々で登板できるようにしておくことだよ」。こういう先輩がいるチームは強いと思う。2015/06/06
ハーディ
1
2セット読みつぶしたぐらいお気に入りのノンフィクション。 映画「42」を観る方にはぜひとも読んでいただきたい。ブランチ・リッキーのもう一つの面、ドローチャーやエディ・スタンキーなど登場するキャラクターへの理解が深まります。2014/05/18
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