内容説明
どこか遠くで、知らない偉い人が勝手に始めた戦争―。でも戦場で敵を殺すのは僕たち、そして殺されるのも僕たち。どうして僕たちは戦っているんだろう?ひょっとして敵側も同じことを考えてたりして…。もうすぐクリスマスだし…。第二次大戦中、はからずも無人の城を占拠し、ドイツ軍と対峙することになった少年兵たちが体験した、寒さと恐怖と空しさと、そして無意味な死。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なぎ
1
戦場で体験した 恐怖 友の死 敵との約束 戦争後も 後遺症として日常生活が送れない兵士がたくさんいる 戦争により死ぬー無意味な死が現在も起きている 悲しいことだ 世界中が平和になることを 願ってー 2011/02/02
鞆弥
0
12月はクリスマス作品強化月間とういことで、いとこの本棚より拝借。09.11やその後のイラク戦争、かつてのベトナム戦争と比べのどかなイメージのWWⅡ。しかし、戦車やミサイルがありながらも肉体で戦っている感覚が強く、低脳&低能の指揮官の下では悲惨な状況に陥る。高知能(頭でっかちともいう)の若者だけを集めた分隊で起こる不条理な事柄を通して、彼らの人間性とその成長を描いている。子どもから大人になる青春物語としても秀逸。2010/12/20