内容説明
コンピュータ会社に勤める三人の重役候補は、社長の発案で、雪山登山のサバイバル訓練に参加することになった。このテストにパスすれば、新設の重要ポストを手中にできるかもしれない。はやり立つ三人は、社長、二人のガイド、ほか三人のメンバーとともに出発する。が、彼らを待っていたのは、想像を絶する苛酷な試練だった…。極限状況の人間心理を鋭くえぐる、異色の企業小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
黒猫
6
山好きの社長に誘われて同僚3人が登山ツアーに参加することになった。素人だが誰も断れない。3人の中の誰かが昇進出来るのではとの思惑から登山前からいざこざ発生。他にも不良少年や訳あり女性、オラオラ態度のガイドなどいかにも何か起きそうな9人のメンバーで1800mを超える山に入る。語り部の主人公の性格にまず問題あり。チームの輪を乱す奴。この本を読んだ後に登山したいとは思わない。ひとつひとつの決断が生死を分ける。生きて帰れるかは自分次第で誰も助けてくれない。2025/11/24
円盤人
5
『100冊の徹夜本』の一冊。剛腕社長から登山に誘われた3人の重役は、次期責任者のポストを巡りツアーに参加するが、想像を絶する不幸が待っていて……という物語。あらすじだと「企業小説」だが間違いなく冒険小説である。主人公の「わたし」が過去を振り返る構成で、悲惨な結末に終わることを匂わせるが、誰が亡くなるなどと明示しないのでハラハラ読み進められる。手違いの連鎖ぶりなど、実際の遭難事故のドキュメントを読んでいるかのようだ。助かってもしばらく緊張が解けないなど、極限状態での心理描写に抜群のリアリティがあるのも良い。2022/11/17
yamakujira
3
社長に誘われて登山ツアーに参加したレイと同行者たち。登山ツアーといっても自己開発セミナーみたいなのがアメリカらしいね。困難なルートではないはずなのに、アクシデントと天候急変が悲劇を招く。あちこちに違和感を感じる人々の発言や行動原理、そして結末も、こういうのがアメリカっぽいんだろうな。 (★★★☆☆)2014/05/07
けいちゃっぷ
3
珍しく12月に積雪があったし、この季節にピッタリかとセレクトしたが思いの外時間がかかった。 山好きのワンマン社長が3人の重役候補に登山の同行を打診。 それが重役へのサバイバルと思い3人は承諾するが、彼らを待っていたのは想像を絶する過酷な試練だった。 「出発」「登攀」「下山」の3部に分かれているが、「登攀」までは読みにくくてまいったぜ。 山は登ったら降りなくてはならないから大変だねえ。 394ページ2012/12/15
つちのこ
0
新潮文庫版。1988年頃読了。
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