内容説明
シャトルの事故で片目を失い引退した元宇宙飛行士ドーヴァーのもとに1通の呼び出し状が届く。アメリカの宇宙監視システムが、ソ連の打ち上げた奇妙な物体をキャッチ。その正体を探る極秘任務は、ロシア語堪能で宇宙工学の知識があり、しかも隻眼の人間にしか務まらない…。ソ連秘密基地への潜入工作に始まり、ついには宇宙空間にまで舞台を広げる、波瀾万丈の軍事サスペンス長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きまたよ
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表紙はスペースシャトルが攻撃されているところ。隻眼の元宇宙飛行士がソ連(古っ)の宇宙兵器調査のためソ連に潜入する。中身は今となってはちょっと古いかも。実際絶版になっているようでBookOffで\105。作者は共産圏でのスパイ活動を描きたかったのかな。宇宙戦闘機というアイデアで押し切りたかったのだろうけどちょっと力不足か。唐突なところとかあるしなぁ。ちょっと残念。ちょっと黄身が柔らかめなハードボイルド。2013/02/11
智葉
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古典的なSF作品かと思いきや、物語の大半はソ連領内での諜報活動。一応最後は宇宙が舞台だが、スペースオペラ的な話ではない。出てくるメカや設定は現実の技術で出来てますとか書いてある通り、設定の説得力はかなりある。スペック好きは楽しめる一品2010/01/21