新潮文庫<br> 悪夢機械

新潮文庫
悪夢機械

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  • サイズ 文庫判/ページ数 436p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784102255018
  • NDC分類 933

内容説明

核戦争後の地球、人間とミュータントの世代交代をテーマにした「訪問者」、パラノイアの狂気を描く「スパイはだれだ」、中国との戦争に敗れ、奇妙な宗教が支配するようになったアメリカを描く「輪廻の車」など、初期作品から晩年の作品まで、日本未紹介の短編を10編収録。アメリカSF界の鬼才、P.K.ディックが創り出した悪夢的イメージを集約した、傑作オリジナル短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

催涙雨

56
十編うち六編既読。「スパイはだれだ 」=パラノイアを題材にしたストレートな作品。アルファ系衛星の氏族たちの原典とされているが読んでいる間はあまり共通点に気付かなかった。テーマは異なるが設定が近いといった程度。「超能力世界」=超能力者(相変わらずのテレパスやプレコグ)同士の対立や反能力、パラレル的要素。あとがきにあるようになんとなくユービックを思い起こさせる設定がちらほら。ご都合的な側面もあり、何がテーマなのかはよくわからない。「新世代」=未読ぶんでは一番興味深く面白い内容だった。最初はほしいとかほしくない2018/12/23

1959のコールマン

36
☆5。30年ぶりの再読。自分自身としては「訪問者」が一番良い。いや、というより、一番心に残った作品だった。実は私はあまり小説を読まないし、楽しめない。「どうせフィクションでしょ」と、大概の作品において冷めた目を向けてしまう。あまりいい性格とは思えないが。その数少ない心に残る小説が「訪問者」だった。ネタバレになるので細かい事は言わないが、最後の数ページのやりとり、セリフが心にしみる。2019/10/14

karatte

19
読んだことのあるディック作品といえば『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』のみという完全な門外漢状態で読み始め。晩年の作というラスト2篇はあまりピンと来なかったが、それ以外はどれもバラエティに富んでいてSF的趣向や仕掛けを堪能できる。「少数報告」は後に「マイノリティ・リポート」の名で映画化もされていて、原作とはだいぶ変わっているようなのだが、そもそも観たことがないのでネタバレ感もなく、こちらも普通に楽しめた。解説で知ったがディックは元々短編作家だったようで、ならばこそ未収録作を集めても秀作揃いなのね。2020/06/01

アルビレオ@海峡の街

14
他の短篇集とあまりカブリが無い、わりと貴重な1冊。『訪問者』『超能力世界』『くずれてしまえ』あたりが好み。マイノリティ・リポート、昔観たんだけど、もう一度観なおしてみようかな。2013/02/02

hikarunoir

9
本書発刊の80年代後半は未邦訳の短編10編。だがこの中の2編や後の別短編映像化の度に短編集がシャッフルされ都度出て、全短編網羅は難行となる。2023/09/02

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