内容説明
ヒューストン警察のヘイドン刑事はリーナを行方を追っていた。両親の反対を押して、以前平和部隊員として赴任したグアテマラに戻った彼女は、そこで大きな犯罪組織に巻き込まれたらしい。両親に雇われて現地入りした私立探偵も、姿を消した。嘘と裏切りが横行する国で、リーナに何が起きたのか。必死に真実の断片を繋ぎ合わせるヘイドンの前に、リーナの意外な素顔が浮かび上がる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜
1
グアテマラが舞台の謀略サスペンス。人の命の価値が軽そうなこの国で失踪した女性の行方をヘイドンが追う。書きぶりは重厚だがいつの間にか物語に引き込まれてしまった。ラストはやるせない。2021/12/07
いると
0
デイヴィッド・L. リンジーのヘイドンシリーズ。失踪した若く美しい女性リーナがグアテマラで見つかったという連絡が昔の同僚である探偵から入ったところから、ヘイドンは事件に深く関わることになってしまう。軍部が横行しゲリラが反抗する国での国際的犯罪煮否が応無く巻き込まれ、裏切りと嘘に翻弄されながらリーナの素顔、昔の同僚の行方、ヘイドンに手助けをする人々の思惑。それらの真実を知る過程をリンジーの緻密で繊細な文章は善悪を問うでもなく淡々と描いていく。それを最後まで一気に読ませてしまう。まさに名手。2012/09/03