内容説明
不確定性原理にパラパラ素粒子をふりかけて、時空支配装置ブランザーの準備OK。これで世界は思いのまま、と狂喜した天才科学者ガーバーとフレッチャーだが、おかげで時空は大混乱。ゴジラが吠え、美女が空を飛び、ポークチョップのやぶが大繁殖、寄生頭脳まで攻めてくる…。最新科学をオモチャに、果てしないドタバタを展開する、ポップでキュートな超ナンセンス・ハードSF。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nizi
5
「時空の支配者」で検索しても、この本が出てこないシステムはいかがなものかと思う。ハヤカワ文庫版は出てくるのに。2024/11/15
CCC
5
SF的なんやかんやで、なんでも願い事が……のシチュエーションだけど、それでやることは金、ゴジラ、飢えからの解放にセックスか……。寄生生物の侵略みたいな展開もあったけれど、緊張感はなかった。作品は一貫しておちゃらけた雰囲気。いろんな要素があったけれど、どれも特に突き詰めたりはせず、分かりやすい要素をどんどん出してくる感じだった。2018/02/13
sezmar
0
ラッカーの続き物(一応)。 セックススフィアは高次元生物とセックスする話、時空の支配者はその後の世界で三つの願いが叶う話。 作者が数学者なので数学的な世界観で話が進む。でもイーガンよりは分かりやすい。すんなり読める。