内容説明
モリーという新たな恋人ができて幸福の絶頂にあるレズビアン探偵サズのもとに、差出人不明の封筒が届いた。特殊な精神療法でカリスマ的な人気を誇るノース博士についての調査依頼だ。巧みな心理学的話術でセラピーを施す博士の患者にはなぜか謎の変死を遂げる者が相次いでいる。急遽サンフランシスコに飛んだサズは、ヒッピー時代に遡るノース博士の恐るべき過去を突き止め…。
著者等紹介
ダフィ,ステラ[ダフィ,ステラ][Duffy,Stella]
ロンドン生れのニュージーランド育ち。レズビアン探偵サズ・マーティンのシリーズ以外にも、ちょっと変わったファンタジー『世にも不幸なおとぎ話』、短編集、戯曲などを発表。犯罪小説家としては英国の若手トップのひとりとして評価されている。『マーサ・グレイス』で2002年英国推理作家協会(CWA)最優秀短編賞受賞。作品はフランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語にも翻訳されている。女優、コメディエンヌ、ラジオのパーソナリティとしても活躍。現在はロンドン在住
柿沼瑛子[カキヌマエイコ]
早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパイク
9
久々の翻訳物ミステリ。まあまあ良かった。ミステリとしては抜群ではなかったが、登場人物の設定(主人公はレズビアン)が面白かった。ビアンではあるけれどゲイであることの不必要な叫びはなくて白けずに読み切れました。水口理恵子さんのカバーが点数あげてます。2014/08/09
じょじょ
3
最初は面白そうだと思ったけど読み進めてく内に飽きるし病んでくる。2019/02/25
ラス太
2
前作に続き登場人物がレズビアンばっかりという以外普通の探偵小説。それしか言いようが無いのだけれど割りと真面目に面白い。65点。2013/10/01
yumirock
0
☆32009/03/23
ni-ni-
0
カレンダー・ガールの続編。レズビアン探偵のサズが、怪しげな団体の博士の真相を突きとめる。面白かった。2006/08/16