内容説明
内通者の存在を確信したモウ捜査官は、ゴッティの事務所に仕掛けた盗聴テープを何度も聞き返す。そこには四つの気になる単語が―ゴルファー、法律家、おまわり、いとこ。モウはこれらのキーワードをヒントに、徐々にゴッティとそのスパイを追い詰めていく。有罪宣告を確実にした驚くべき最終兵器とは?五年の歳月をかけ、最強の首領を終身刑に処すまでの男たちの壮絶な闘い。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うたまる
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「ゴッティの法廷での勝利を祝う群衆とおべっか使いのマスコミが、すでに下されていた戦術上の決定を強固にし、維持するのに役立った。この出来事はC-16班を、よりいっそう孤立に向かわせた。C-16班の捜査官たちは、戦地でも祖国でも裏切られているように感じていた。今や、最後の戦いの最後の段階だった。トリコリコが言ったように、兵隊対大衆の戦いでもあった」2011/09/29
akiakki
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何度も振り出しに戻る捜査を、新たな方法で辛抱強く情報を集めついには有罪に導きます。スパイの正体は肩透かしですがミステリーでなくドキュメンタリーでしたね。2021/07/11
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