内容説明
親友であり、命の恩人でもあるジャレッドがレバノンで拉致された。米国諜報員トッドは救出を要請するが、上層部はなぜか拒否。組織を追われる覚悟で単独で救出に向かったトッドの前に現れたのは―。一方、証券アナリストのアンドレアは、大手慈善団体から理事へと招聘される。その報酬1200万ドル。財団の真の狙いと彼女の役割とは?巨匠ラドラムの死後発見された絶品の謀略巨編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dai(ダイ)
13
それぞれの一見関係ないようなエピソード(退屈な)がだんだんとまとまり俄然面白くなってくるという常道パターン。2015/05/20
カザリ
4
ラドラムの作品はきんたろ飴と言われるが、ほかの作家だって例外ではない。ただし、彼の作品は長編であるし、長さゆえに追加された危機回避の方法が似通っているために、既視感をおぼえる回数が増えてしまう。今回何度か再読しているうちに、ラドラム作品の魅力であった陰謀や世界の調停者をきどる黒幕の存在にあるノスタルジックを感じた。本質的な悪のひとつの形であり、普遍的であるはずなのだが、どうにも古臭い。というのも、操り、監視する神の目線はひと握りの悪ではなく、現代では国家や組織が日常茶飯的に行うようになったからだろう。2013/06/25
しらいし
3
アルゴリズムを殺すと言う考え方流石だと思いました。2019/05/16
wang
3
二人の主人公の行動がばらばらでなかなか一つにならないのでストーリーの方向性がつかみにくい。が、合わさった時点からは壮大な全世界規模の大陰謀に関わっていることがわかってくる。下巻もこの規模の壮大な展開がまっていることを期待する。2011/02/25
夜梨@灯れ松明の火
2
図書館で見つけて、懐かしくなって借りてきました。ラドラム…よく読んだなぁと…。良い意味でラドラムらしい話でした。ちょっと、海外ミステリ物を読んでみようかしら2017/06/02
-
- 電子書籍
- 【分冊版】AR/MS!!(エーアール・…