新潮文庫 Star Classics名作新訳コレクション<br> ガラスの靴

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新潮文庫 Star Classics名作新訳コレクション
ガラスの靴

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102200964
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報



エリナー・ファージョン[エリナー ファージョン]

野口 百合子[ノグチ ユリコ]

内容説明

まま母と二人の義理の姉にこき使われても明るく暮らす16歳の少女エラ。お城から舞踏会への招待状が届くが、まま母の意地悪でエラは留守番。悲しみに暮れる彼女に、美しい妖精が魔法をかけて―。輝く宝石と煌めくドレス、珍しいご馳走、不思議な道化、無邪気なダンス、極上の砂糖菓子、そして王子のキス。夢のように魅惑的な言葉で紡がれた、ときめきと幸せが溢れだす永遠のシンデレラ物語。

著者等紹介

ファージョン,エリナー[ファージョン,エリナー] [Farjeon,Eleanor]
1881‐1965。英国ロンドンで人気作家の父のもとに生れる。若い頃から脚本や詩集を執筆し、40歳のときに『リンゴ畑のマーティン・ピピン』で作家としての地位を確立する。その他の作品に『本の小べや』(カーネギー賞受賞)などがあり、すぐれた児童文学者として第1回国際アンデルセン賞を贈られる

野口百合子[ノグチユリコ]
1954年生れ。東京外国語大学英米語学科卒。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう

38
2017年読み納め本。新潮名作新訳コレクションを読んだのはこれで2作目。タイトルの『ガラスの靴』とはシンデレラの置き忘れた有名なあの靴。継母義理姉から小間使いのように使われても毎日元気に生活するエラ。エラの道具のお友達たちが可愛くて頼もしい反面エラパパが残念すぎる。一家の主があんなヘタレて…。王子とエラの会話がよかった。道化がなんだか不思議。昔読んだ童話とは雰囲気も違っていて今読んでもとても楽しめる一冊。2017/12/31

飛鳥

26
子供の頃かディズニーのシンデレラのビデオが大好きで原作も読んでみた買ったので新訳で可愛い装丁で出ていて手に取ってみました。シンデレラの本当の名がエラだったと初めて知りました。ディズニー同様にいやそれ以上かという程の継母と義姉二人の意地悪さには驚かされます。一番驚いたのは父親が健在ながらも彼女たち3人を止められことですね。本の中でもシンデレラの優雅な美しさ王子のダンスシーンやガラスの靴を履くシーンの感動が伝わってきて感動です。2017/10/13

Ribes triste

15
ファージョン版シンデレラ。ファージョンは好きですが、エラが不憫すぎて、子どもの頃は余り好きではなかった記憶があります。みずみずしい新訳は読んでいて楽しくなりました。継母の意地悪も義姉たちの醜悪さも残酷ながら個性的。そして意気地のないお父さんも悲しいけれど愛らしい。舞踏会を開く王子様も悩んでるの面白い。話して動き出す台所道具たちが素敵でした。2017/08/06

Tomoko.H

12
もちろん誰もが知ってる話だけど、それだけに作家によって違う脚色が楽しめるのかも。モノ達にははじめから魔法なのか命があり、エラと話ができるとか、いろんなシーンでなんだか音楽を感じさせる。王子とエラのキャラクターもいい。二人の会話のところが好き。継母、姉達がとことん醜いのはまあ童話だからね。道化は不思議な存在だ。2017/10/24

joyjoy

11
子ども向けの劇用に書かれた、ファージョンのシンデレラ、新訳。台所の「もの」たちや小さな生き物たちとも言葉を交わしたり、舞踏会で隠れんぼを提案するエラの無邪気さは、子どもたちにはすんなりと受け入れられそう。そこにハッとさせられる大人にとっては、我が身を振り返らされるような物語、と感じた。石井桃子訳「ガラスのくつ」とも読み比べてみたい。2024/02/06

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