新潮文庫
狂気の科学者たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102200162
  • NDC分類 407.5
  • Cコード C0140

内容説明

科学発展の裏には奇想天外としか言いようのない実験の数々があった。死亡前後の人間の体重を量って「魂」の重さを計測する。妊娠率を高めるためピエロに扮して胚移植前の女性を笑わせる。黄熱病が伝染病でないと証明するために患者の吐瀉物を飲む。赤ん坊をチンパンジーと一緒に保育する…。信念に基づいて真実を追究する科学者たちを描いた戦慄(と笑い)のノンフィクション!

目次

第1章 フランケンシュタインの実験室
第2章 「感覚」ほど信じられないものはない
第3章 記憶の話
第4章 睡眠の話
第5章 動物の話
第6章 恋愛の話
第7章 赤ちゃんの話
第8章 トイレは最高の読書室
第9章 ハイド氏の作り方
第10章 人の最後を科学する

著者等紹介

バーザ,アレックス[バーザ,アレックス] [Boese,Alex]
アメリカ・ペンシルヴェニア州生れ。カリフォルニア大学サンディエゴ校にて科学史修士号を取得。1997年、研究の一助としてウソに関するウェブサイト「The Museum of Hoaxes」を立ち上げると、毎月100万PVを記録する人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

77
内容は、まさに真実を知りたい、あるいはひたすら好奇心で、それとも社会に貢献したい、有名になりたい…と、動機は様々だが、尊敬するしかない科学者や血も涙もない科学者など、やはり知的に飛びぬけた人は、やることも吾輩のような凡人の常識を超えるなという感が強かった。研究者らの実態の歴史をゆったり楽しむ本(時に、そのえげつなさにゾットすることもあるかも)。2020/01/25

てつ

32
狂気の、とあるので少し前のトンデモ実験ばかりかと思ったら、最近の実験に繋がる貴重な実験も。大学時代ゼミの教科書に使っていたロフタスの名前が出たので懐かしかった。心理学実験はほとんどがトンデモ実験に近い、記憶がある。学生時代は原文で一生懸命に読んでいた。それなりに面白かったのだけれど。2022/09/12

まめ@暫くイン率落ちます

29
平積みで見つけ興味深く読んでみたけれど、残酷で何度も挫折しそうになりながら読了。マッドサイエンティスト…しかもノンフィクションだし衝撃的すぎてもうこの手の本は読むのをやめようと思うほど。苦手な方は読まないほうが良いです。2019/10/16

fseigojp

18
ナチスのそれは、実験の名を借りた拷問であるという見識は立派 軍用研究も取り上げられていない2020/05/06

猫丸

14
本書の各節は短いものだが、末尾に引用元を明記してくれるのが良い。恐怖体験下で恋愛感情が増幅される説「Some evidence for heightened sexual attraction under conditions of high anxiety」霊魂21グラム説「Hypothesis concerning soul substance together with experimental evidence of the existence of such substance」等。2020/08/09

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