内容説明
アーリア人による中央ヨーロッパ統一を目論む「四月三十日」のリーダー、クルーセヴィッチ。彼の作戦行動を受けてハンガリーが無政府状態に陥る一方、炭疽菌を投与された副大統領ペインは衰弱の一途をたどる。大統領とCIA長官の決断のもと、キャロラインは職分を越えてFBIチームに合流し、中欧に向かう。国家、民族、組織、そして夫…。すべての秘密と謎を解く鍵を求めて。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんちゃん
9
中盤から面白くなって来た。どうなるのかな、どうなるのかなって読み進めたけど…救いようのないお話やった。誰も幸せにならないね…。作者の容赦のなさにびっくりした。作者もCIAにいたらしいんやけど、やりとりとかはめっちゃリアルやった。とにかく登場人物が多すぎて誰が誰かさっぱりわからなくなった。2016/12/08
mayu_moooooo
0
本の巻頭にヨーロッパの地図が載っていて、ベルリン、チェコスロヴァキア、旧ユーゴと彼らの移動とその距離、意味を追いやすい。スパイ小説のロードムービーとでもいうか。2013/04/23