内容説明
無数の不思議な光。一斉に森から逃げ出す動物たち。そして、二手に分かれて行動する4人を次々と異変が襲う!ジョーンジーが招き入れた遭難者はトイレで断末魔の声をあげ、ヘンリーとピートは、雪道で謎の女を轢きそうになる。彼らの脳裏に一様に浮かんだのは、少年時代に悪ガキたちのいじめから救った友人ダディッツのこと。その頃、彼もまた、4人に迫った危機を感知していた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
散文の詞
87
キターっ!って感じで怪物の登場です。 かなりグロい表現が続くので、ちょっと読みづらいですが、ワクワクが止まらないですよ。 それにしても、こんな怪物とどう戦うのかと思っていたら、なんとあの有名な異星人が登場です。 と思っていたら、軍が登場。しかも「リプリー」なんて。あの映画ですよね。エッグマンてそのものじゃないですか。 いいのかって思ってたら、なんかあっさりそれは終わって、なにやら感染するみたいな話に。 まだ2冊もあるのにどうなるの?2020/04/03
カムイ
47
あら、主要人物2人が退場、ジョーンジーはグレイマンなる宇宙人👽️?に乗っとれられどうするのこの先、新たにカーツなる人物が(どうするキング)この危機どう解決する🤣映画【エイリアン】を彷彿する展開だ。怖いより恐ろしい地球に迫り来る恐怖SFをキングなりのSFにしている。3巻、4巻も楽しみだがキングが収める終わり方もなんとなくわかる気がするが。2023/03/19
志田健治
24
序盤から、ああ!もう!泣けて仕方ありません。ビーヴァー大好き、一番好きなキャラです。口は悪いけど最高に優しいんですよね。回想シーンがまた泣ける!回想シーンって普通つまらなくなりがちなんですけどキング氏は逆なんですよね。回想に幸せが詰まっているのです。そしてダディッツのターンになるたびにまた泣ける。この2巻は個人的にかなり泣きました。四人の冴えないおっさんが運命を静かに受け入れて行くのもグッときます。ある意味悟っているのかな。なんだか四人で一人の人間のようです。いや、ダディッツの盾となる四人の騎士かな。2017/06/26
チョッピー
21
『エイリアン』もどきネタの強烈な描写から始まりつつ、過去と現在の様々な要素がランダム且つダイナミックに展開され、ついていくだけでヘトヘトになる2巻目となっています。結構な展開の飛び具合の為、まとまりの無さと紙一重の感もありつつ、キングのハイテンションな書きぶりを楽しむパートになっているような気もします。物語の展開がスローである事を余り感じさせないのは流石と思いながら、一方では少し「長い」と珍しく感じながら読み進んでいますが、キャラクターの作りこみは半端ではありません。3巻へ続きます。2014/09/24
さるる
18
不安で不安で仕方がない。だってみんなバラバラなんだもの。四人がそろっていれば心強いのに。それをいうなら五人目も。おまけになにやらきな臭い軍隊の登場。幸いなのか災いなのか。幾つものレイヤーが重なってその一つ一つの作業が同時に進んでて頭の中がこんがらがりそう。焦る。そんな気持ちと裏腹に事態は淡々と望ましくない方へどんどん進んでいく。ピートの傷ついた指をふる場面が哀れでしょうがない。2015/09/22