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新潮文庫
シャンタラム〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 700p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102179413
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

男は武装強盗で20年の懲役刑に服していた。だが白昼に脱獄し、オーストラリアからインドのボンベイへと逃亡。スラムに潜伏し、無資格で住民の診療に当たる。やがて“リン・シャンタラム”と名づけられた彼のまえに現れるのは奴隷市場、臓器銀行、血の組織“サプナ”―。数奇な体験をもとに綴り、全世界のバックパッカーと名だたるハリウッド・セレブを虜にした大著、邦訳成る。

著者等紹介

ロバーツ,グレゴリー・デイヴィッド[ロバーツ,グレゴリーデイヴィッド][Roberts,Gregory David]
1952年、豪メルボルン生れ。十代から無政府主義運動に身を投じるも、家庭の破綻を機にヘロイン中毒に。’77年、カネ欲しさに武装強盗を働き、服役中の’80年に重警備刑務所から脱走。’82年、ボンベイに渡り、スラム住民のために無資格・無料診療所を開設。その後、ボンベイ・マフィアと行動を共にし、アフガン・ゲリラにも従軍。タレント事務所設立、ロックバンド結成、旅行代理店経営、薬物密輸の後に再逮捕され、残された刑期を務め上げる

田口俊樹[タグチトシキ]
1950年、奈良市生れ。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

40
★★何日かかったであろうか、上巻はやっと読みきったがギブアップ。インドのスラムに潜り込んだ白人の熱い生活、ということであろうか全く読み進まない。これ以上は無理。2014/06/12

yutaro sata

30
インドという世界が、圧倒的に身体のなかにはいってきて、脱獄したとかしていないとかが、それ自体無効になっているような、この物語の展開。中を読みますよ。2022/06/25

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

29
インドにほんの何日か行ったことがあって、貧しさと人の多さとなぜか誇り高さを感じてアジアとは少し違うなぁと思ったのだった。この作品の主人公はオーストラリアから逃亡してボンベイのスラムに身を隠す白人男性リン。ミステリーか冒険小説かと思ったが、リン自身の深い内証を語る作品。加えて作者の殆ど自伝であると知ってすごく驚いた。インドの多様な文化や多すぎる人の中で生きる意味を探し続けるリン。それもなるべく善の方へ向かおうとして見える。スラムから出ることなく上巻は終わったが、これからどこへ行くのだろう?2019/06/13

わたなべよしお

27
 稀有で、素晴らしい作品だ。それにしても、インドの現実はなんとも過酷で、豊穣。悲惨でかつ底抜けに明朗なこと。人がというより人類が生きていくということについて考えさせられる。上中下の3巻をゆっくりも味わおうと思う。2021/05/19

taku

26
饒舌な語りが活字の向こう側へいざなう。気がつけば主人公が傍にいる気がした。自分の物語を話さずにはいられないというように。ともに異国で過ごしているように。心情や人々の会話からみえる、それぞれの人生観や思想が思考に座標軸を加える。意味深長な、単なるたわ言でもあるような、言の葉の葉脈をなぞり手触りを確かめていく。人生とは何だ。人と人の関わりとは何だ。ストーリーの起伏なんてのは重要なことじゃない。さあ、お前の物語の続きを聞かせてくれ。2017/11/27

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