内容説明
在位３３日での突然の法王死去。１９７８年９月のある朝、法王ヨハネ・パウロ一世が自室で遺体となって発見されたのは紛れもない史実である。そしてそこに陰謀の存在が囁かれていたことも。その３０年後、ロンドン在住の女性記者サラのもとに一通の手紙が届く。暗号、謎の人名リスト、鍵。襲撃者をかわし続けるうちに彼女が知った影の組織Ｐ２とは…。南欧発の世界的ベストセラー・ミステリ。
著者等紹介
ローシャ，ルイス・ミゲル［ローシャ，ルイスミゲル］［Ｒｏｃｈａ，Ｌｕｉｓ Ｍｉｇｕｅｌ］
１９７６年、ポルトガル・ポルト市生れ。同市で幼少期を過ごす。同国のテレビ局ＴＶ１で番組制作に関わったのち渡英。脚本家、プロデューサーとしてテレビ番組制作に携わる。２００５年、Ｕｍ Ｐａ´ｉｓ Ｅｎｃａｎｔａｄｏで作家としてデビュー。’０６年『Ｐ２』を発表、世界的ベストセラーとなる
木村裕美［キムラヒロミ］
１９６１年、東京生れ。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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mocha
61
1978年、在位わずか33日で急逝した法王ヨハネ・パウロ1世。その死には秘密結社ロッジP2の関与が囁かれていた・・という史実を題材にしたミステリ。当時と30年後、ヴァチカン、ロンドン、ニューヨークその他あちこち、場面の切り替えが多くて気持ちが失速してしまう。下巻では怒涛の展開となる、のかな？2021/09/01
じゃがたろう
3
知人からの紹介本。都市伝説が好きな人にはオススメかもしれない。この世の中には知らなくていいことがたくさんあるのかもしれないと読んでいて感じさせられる作品。世界史の前提知識があるとより楽しめるかもしれない。フリーメイソンとか宗教ってこわい、世界を制御下におこうとかおけるって思って資金源もあったらなんでもする？その姿勢がこわい。個人的には180ページくらいからのゾクゾク感が半端なかった。2020/03/21
Cinejazz
3
この小説の世界は、途轍もない陰謀が渦巻いている。 第二次大戦後に新勢力となった共産主義、社会主義に対抗する闇の組織とは何か? ヴァチカンを巻き込んで展開する、新基軸の歴史ポリティカル･スリラー仕様。この小説の着地点が如何なるものか、予断を許されないが、一気読みの上巻である。2019/02/16
newborn
2
文章は平坦で読んでいて長く感じる。2014/07/12
アンジ
2
題材はいいのに文章が……。人物像をまったく掘り下げてくれないので、感情移入もできません。続きが気になるので気が向いたら下巻も読みますが、小説が読ませているわけではないです。2010/06/08
