内容説明
最愛の息子が誘拐された―。四年前、妻を喪い、失意のなか創作サークルに通っていたパトリックは、そこで出会った“サンドマン”の物語に魅了される。夢から現れた男、少女を次々に惨殺する殺人鬼。現実に起こる連続殺人…。そして現在、念願の作家となったパトリックの周囲で再びあの悪夢が甦る。息子はどこに?二重三重に張り巡らされた精緻な罠、本格派サイコ・ミステリ。
著者等紹介
パイパー,アンドリュー[パイパー,アンドリュー][Pyper,Andrew]
1968年カナダ・オンタリオ州ストラトフォード生れ。モントリオールのマギル大学で英文学の学士号・修士号を取得。その後トロント大学で法律を学ぶ。’96年に弁護士資格を取得するが、これまで弁護士として活躍したことはない。’99年『ロスト・ガールズ』で作家デビュー。現在はトロントに在住
佐藤耕士[サトウコウジ]
1958年生れ。上智大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カムイ
28
ホラーみたいな、ミステリー❓❓❓創作小説のサークル内での事件が起きるが全体の半分までがどうかなとつまらないわけでは無いが読むのがしんどかった、主人公の精神状態が中途半端だったので突き抜けるぐらいだったら面白いだろうと思ったまぁまぁのデキだが今後この作家さんの作品を読むか迷うなー2017/04/01
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
23
くず男過ぎてつらすぎ。2018/01/25
mejiro
5
B級映画のようだが、突き抜けたバカバカしさもなく中途半端だった。登場人物には好感が持てず、距離を置いて読むのでよけいに細部の粗さが目についた。大げさな騒々しい文章で読みにくかった。無駄に長い。2015/10/06
wang
4
常に誰かに監視され安全が脅かされているという恐怖感が全体を支配している。そのなか時々主人公がその監視者を追いかけることでなぞが暴かれその度、新事実に恐怖する。2012/11/27
しゃお
4
先が読めないせいもあって色んな事を想像しながら読み進めたけれど、終盤での主人公の告白には「あっ」と思わされた。ただ、もう少し精神的に主人公がおかしくなっていくような様子が欲しかったかな。2009/10/13