内容説明
あの4人を消せばいい―。殺し屋コンラッドはある日、自分の変わり果てた姿に初めて気づいた。最愛の人を失ってから9年間、彼は指示されるまま無慈悲に殺しを重ねてきたのだ。自由になるのに邪魔な男は4人だけ。だが、始末に取りかかった彼は、驚愕の真実を知る。自分は誰のために殺してきたのか。自らの人生を取り戻すことはできるのか。哀切のラストが待つ絶品サスペンス。
著者等紹介
ウィグノール,ケヴィン[ウィグノール,ケヴィン][Wignall,Kevin]
ベルギー生れ。英ランカスター大学の政治・国際関係学科を卒業。“PEOPLE DIE”でデビューし、その後、短編を含め、数々の小説を刊行
松本剛史[マツモトツヨシ]
1959年和歌山市生れ。東京大学文学部社会学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつぼう
4
スパイや殺し屋って映画の中では華やかな世界やけど、この本に登場するコンラッドは本当の意味での殺し屋です。淡々と依頼を遂行してきた彼が本当の自分探しを始めるけど、次から次へと自分の知らない事実が明らかになっていきます。ところどころで見せるコンラッドの人間らしさが余計に彼の恐ろしさを際立ててます。あまりにも無感情で人を殺すので読んでいても「えっ」って思う時もあるけど、これが本当の世界なのかも。まぁ~このオチは賛否両論やろうけど、うまくまとめたとは思います。あつぼうは好きですよ。2010/09/12
うたまる
1
「人間の認識とはおかしなものだ、コンラッド。人は同じことを自分にくりかえし言い、それが真実だと信じはじめる」……客観的にコンラッドを観察する者(読者も含む)は、彼自身の行動原理が理解できない。その乖離の原因は、判断の基となる情報の差によるもので、コンラッドの場合、明らかに情報の量と質に問題があり、そのギャップを擦り合わせていくのが本書の魅力であり見せ場。巷間言われている”価値観の多様化”や”見解の相違”も根は同じ。価値観や見解に本来差など無く、あるのは情報の差だけだと思う。2012/05/27
Grand Guignol
1
うーん…。コンラッド・ハースト、お前多重人格じゃないよな?って聞きたくなるくらい人物描写がまるで安定しない。女に熱をあげたかと思えば、無感情に人を殺し、その反面で心情をさらけ出す。そう考えてみるとカバーイラストは上手いもんで、そりゃ貌もねぇってもんですよ。最後の最後まで全くコンラッド・ハーストの正体に迫りきれず、真相を聞いても許容範囲内で驚きもなし。ミステリ、サスペンスと言われてもピンとは来ない。2011/11/04
kinaba
1
無駄なところなく一直線に4人殺しにかかるスピーディな導入が気に入った。面白かった2010/09/05
bpm95
1
言い訳の多い殺し屋2010/08/10
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- DVD
- 中島卓偉/さらけだす




