内容説明
事故に見せかけ悪人を始末する男、サミュエル・カーバー。元英国海兵隊の彼が全身黒色で身を固め、夜闇に狙う次のターゲットは非道なテロリスト。パリ、セーヌ川脇のトンネルを猛スピードで疾駆するベンツが目前で支柱に激突したとき、彼の仕事も終わったはずだった。そこに乗っていたのが英国元皇太子妃と知るまでは―。全英を震撼させた衝撃のアクション・スリラー、日本上陸。
著者等紹介
ケイン,トム[ケイン,トム][Cain,Tom]
生年不明、25年にわたる経験を持つイギリス人ジャーナリスト。トム・ケインは変名である。アメリカ、イギリスの有名紙誌で執筆し、受賞歴もあるという。これまでに4誌で編集長を務め、複数の映画脚本執筆経験があり、著書も十数冊、それらは20ヶ国以上に翻訳されているとのこと。モスクワ、ワシントンDC、ハバナに在住経験がある
佐藤耕士[サトウコウジ]
1958年生れ。上智大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
27
プリンセス・ダイアナの話題を取り入れながらヒットマンのサミュエル・カーバーが主役。ある仕事に携わるが、なぜか追われ生命を狙われる運命に。一度は敵と思われたロシアの若き美人は"敵の敵は味方"という理論で同行。ストーリは国際的で大きいが、登場人物は少なくわかりやすい。また緊張感のある展開で下巻へ。アリックスが魅力的。2017/05/01
kama
0
★★★2010/05/09
yos
0
事故に見せかけ悪人を始末する男、サミュエル・カーバーが主人公。正義のためとカーバーは言う。だが、いくらそう信じようと要するに彼は殺人者であり、命を奪う行為に是も非もない。物語は、数日間という凝縮された時間の中で、破滅に向かって転がるように加速されていく。どこまでいっても救いがない。そこがダークヒーローのダークヒーローたるゆえんである。苦労して逃げた割にはあっさり見つかってしまったり、出たとこ勝負の運任せな作戦があったりと、全体に緻密さに欠ける面はあるものの、設定の妙と派手なアクションシーンが魅力の佳作。2009/03/07
ビタミンB
0
ひさしぶりに読むハードボイルドだったが、さて下巻でどう収拾つけるか2009/01/22
しゃお
0
いまひとつ入り込めない…2008/12/17
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