出版社内容情報
アメリカが極秘に開発していた最新鋭の潜水艦が奪われた！ ダーク・ピットは捜査を開始するが、背後に中国人民解放軍の幹部が。
アン捜査官は新型潜水艦の開発者の研究室から設計図を回収することに成功。しかし、直後、何者かに設計図ともども拉致されてしまう。一方、ダーク・ピットとアルはレアアースを積んだオーストラリアの貨物船に護衛のため乗り込むが……。捜査を続けたＮＵＭＡは、アンの誘拐やレアアース奪取の背後に、中国人民解放軍幹部の姿をとらえた。大好評のダーク・ピット・シリーズ第22弾！
内容説明
捜査官アンは新型潜水艦の開発者の研究室から設計図を回収することに成功。しかし、直後、何者かに設計図ともども拉致されてしまう。一方、ダーク・ピットとアルはレアアースを積んだオーストラリアの貨物船に護衛のため乗り込むが…。捜査を続けたＮＵＭＡは、アンの誘拐やレアアース強奪の背後に、中国人民解放軍幹部の姿をとらえた。大好評のダーク・ピット・シリーズ第２２弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
12
感想：★★★★★ 下巻に入ってもペースは衰えずにスピード感のある展開です。 おなじみの面々はピンチになっては機転を利かせて脱出・・・いつものパターンなのですが安定感はあります。 ダーク＆サマーのコンビの追う事件とピット＆ジョルディーノのコンビ追う事件につながりが出て、ラストはパナマ運河で暴れて国際問題になりそうなくらい派手に破壊の限りを尽くすところで最高に盛り上がります(笑) もう少しプロローグと本編のつながりを強くしたほうが面白かったかな？ それでも久々に冒険モノの王道を堪能しました。2015/10/16
なつみかん
10
既刊、読破まであと4作かな？（何をムキになっている・・・？）春までには読めそう、と、思う。2023/01/29
スー
10
最初は出番がなかったダークとサマーの兄妹は父親のトラブルに巻き込まれる血を受け継ぎ早速死にかける羽目になる。ピットとアルも見事に捕まり、捜査官のアンも設計図と共に誘拐されてしまう。今回も見所一杯で楽しめ最後に主要なメンバーが集まりパナマでのドンパチは時間を忘れて読めました。少し残念なのはアルの軽口と活躍が少なくガンやイェーガーと彼のコンピューターの登場が少ないこと。ピットとコンピューターの女性のやり取りが密かな楽しみだったのに。潜水艦のバルバリゴ号はすっかり忘れてました。2017/04/11
ひびキング
9
プロローグからのエピローグの流れは今作も綺麗だったのだが肝心の本編がな。思うに悪役が魅力的でなくなってきたのかな。世界の変化につれて。悪人を動かすのが金だけみたいになってくると、どうも面白くない。共著の息子の影響か？2015/09/08
ゆーぼー
7
それにしてもピットは、ど派手なボルク追跡をしたものだ。 通常なら国際問題にも、世界経済にも影響を及ぼしかねないほど激しいものだった。 だが最善の行為だったのだ。 パナマ運河の地図を見ながら読むと、その時のアクションが解りやすい。 「フェニキアの至宝を奪え」よりも現実的で面白いストーリーだった。2015/08/30
