内容説明
早速レアメタルの調査を開始したピットは、ヒントになりそうな過去の航海を探し出す。時は19世紀半ば。大西洋から北周りで太平洋に抜ける、幻とまでいわれた“北西航路”を発見するため、二隻の帆船がイギリスを出港したという。史料によれば、その船は銀色に光る謎の鉱物を積んでいたらしいが、航海は失敗に終わり消息も不明。ピットは船が沈んだとされる北極海へと向かったが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よむよむ
14
わかっていたさっ!こういう展開になることは!でもコレでイイのだあ 今回はサブキャラが大活躍でドキドキしました。2℃の海水に耐えたダールグレンに拍手!お~さぶっ!さて、もう本国で刊行されているという新作を早く訳してくださいな~2011/03/20
なつみかん
13
今年思いたって二十歳の頃に読み始めたC・カッスラーのシリーズを再読し始めました、既読作を一通り終えて未読の(僕にとっての)新作も読んでいるのですが・・・今作で2022年の読み納め!2023年にこの更に続きを、と来年の抱負でした。(今作については息子ピットはもうひと息で、父ピットはもう前線はよいのじゃない?でした。)2022/12/31
pangea74
2
下巻は北極海に眠るレアメタルを巡って、ピットと敵が争奪戦を繰り広げます。希少価値のある鉱石が登場する点では、シリーズ初期の作品である『タイタニックを引き揚げろ』を思い起こさせます。後半で敵の現代銃器と古式銃を使った戦いになるけど、極寒の地で100年以上前の銃が使えるのかは少し疑問だが、なかなかユニークな展開。敵の親玉と雇われ殺し屋にはそれぞれ因果応報な最期が待っていて痛快でした。2016/09/17
たかちー
2
思ってた以上に勧善懲悪な感じで終わる。ダーク・ピットは不死身なのか。下巻になるとピットの子供たちの活躍が急に減ったような気がする。個人的には、エピローグは丸ごと無い方が現実的な感じがして好みなのだったりする(さんざん苦労して探し当てたものの徒労に終わるみたいな)。最後に突然登場してきて暗殺したのに、あっさりハッピーエンドで終わるのはどうなんだろうか…。あとは、2℃の北極海に飛び込む勇気が印象的。2012/11/14
Richard Thornburg
1
★★★★2011/08/21