内容説明
スコットランドの孤島で撮影していたテレビ番組出演者とクルーがいっせいに消えた。そして、古代都市があったとされる海域で発見された謎の酵素をフランスで研究していた生化学者に続く不審な死。NUMAのオースチンは大量の水がトンネルに流入し、絶体絶命の窮地に陥ったアルプスの観測所救助のため現地に入った。奇跡的にラベル教授らの救助に成功するが…。シリーズ第5弾。
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ][Cussler,Clive]
1931年、合衆国イリノイ州生れ。テレビ界から作家に転身し、’73年に『海中密輸ルートを探れ』でデビュー。以後、ダーク・ピット・シリーズで世界的ベストセラー作家となる。沈船の引き揚げという趣味が高じて、自著の印税を元にNUMA(国立海中海洋機関)を設立。これまで沈没・行方不明になった多くの艦船を発見している。また、名車の収集家としても有名
土屋晃[ツチヤアキラ]
1959年東京生れ。慶應義塾大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とくけんちょ
43
安定のシリーズ。過去から始まり、現代へ続く謎多き武器商人家系。アイスマンの持つ兜は何を意味するのか。さすが、海や水を使ったアクシデントの描写はお手の物。B級ハリウッド映画のシリーズものを見ているよう。下巻へ2019/02/24
pangea74
3
シリーズ第5弾。作者カッスラーの大好きな要素であるアンティークな乗り物によるアクションシーンで幕開け。大量の水が流れ込んだトンネル内の人命救助は、さすがに毎回ピンチを乗り越えてきたのもあって、若干追い込みが弱い感じがしましたが、オースチンが昔の武器で敵と立ち向かう場面は意外とハラハラしました。本作はカッスラー作品でお馴染みの「家族ぐるみで陰謀を企む」という設定で、武器商人の一族のトップの母親と息子のキャラが立っていました。下巻へ続く。2017/05/29
Richard Thornburg
3
★★★★ ピットの同僚、カート・オースチンとジョー・ザバーラが活躍するNUMAファイルシリーズ第5弾! 実はNUMAファイルシリーズは1作目の『コロンブスの呪縛を解け』以来、久しぶりに手をつけました。 まあ、さすがはカッスラー先生! 安心して読み進められます。 今回の悪者は武器商人の一族。 いろんな事件の断片がどうつながっていくのか・・・? 盛り上がってきたところで下巻へ突入です。2012/07/05
マルコシアス
2
NUMAファイルシリーズはこれが初めて。翻訳が固く、最初は違和感があるものの読み進めていくうちに慣れた。登場人物同士のやり取りが機知に富んでいてニヤッとするし、物語の盛り上がりもテンポがよく、読み進めるのが楽しい。また現実に存在する「ロストシティー」をストーリーに組み込んでいる点が興味深い。こうやって物語に組み込めるのだな、と思った。2015/09/24
taka19ts53
1
ダーク・ピット、カート・オースチンと続いているNUMAシリーズだが、少し わくわく感ダウンか。お決まりの美人研究者の危機に助けに現れる主人公。でも後半 盛り上がりに欠けたような。2010/09/17
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