内容説明
7年前の12月、ソンドラは生んだばかりの娘を教会に置去りにした。子は偶然この教会に忍び込んだ泥棒に、ベビーカーごと連れ出された。成功目前の新進ヴァイオリニストとしてNYに戻ったソンドラは、自責の念と娘に会いたい一心で、リハーサルにも身が入らない。―富くじで四千万ドルを当てた強運のアルヴァイラ夫婦が大活躍する、ハートウォーミングなクリスマス・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
14
御伽話。クリスマスには良いかも2020/05/29
IZUMI
5
読み終わったあとに心が温かくなるサスペンス。2016/10/06
りえぞう
3
〇。いい話だけれど、なんか寓話めいていて、あまり……メアリ・クラーク、こんなのばっかりじゃないと思うけど、これはちょっとクリスマスのハッピーネタなのかな。2025/05/17
宙太郎
3
捨て子のステッリーナと彼女をどうしても育てることができなかった母親のソンドラ,二人の再開をめぐるハートウォーミング・クリスマス・ストーリー。いい人はどこまでも善意にあふれていて,悪い人は全く改心しようとしないというやや分かりやすすぎる人物設定はさておき,気持ちよく最後まで読み終わることができた。特に探偵役のアルヴァイラ小母さんは人情味あふれるとことん陽気な人物で,彼女の奮闘が物語全般を明るく楽しいものにしている。クリスマスにおすすめのほっこりするお話だった。2022/12/01
ヨミトロール
3
訳者の解説にあるように『どことなく安心感のあるサスペンス』。最後はうまくいく、と分かっていても、ああ、良かったね、と、声をかけたくなるラスト。2013/07/15
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