内容説明
怪物“ユーロマフィア”の組織犯罪という魔手が、欧州連合をがんじがらめにしている。日増しに巧妙になるその犯罪―早急に手を打たなければ阻止することは不可能になる、と著者は警鐘を鳴らす。欧州は、非合法大陸と化してしまうのか?タイム・リミットは、迫っている。そこで著者が考えた、究極ともいうべき犯罪阻止の手段とは?書かれるべくして書かれた驚異の告白本。
目次
芸術のための芸術
バック・トゥー・ザ・フューチャー
おじ貴と呼ばれた男
イタリア式ビッグバン
九頭蛇ファクター
見て見ないふりをする権利
“タバコ・ロード”の抜け道
フランケンシュタインは案山子だ
2+2が5になる時
法の支配
“恐れを知らぬ男”への葬送歌
身分証明法の危険性
考えられないことを考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
広中錫
2
+8 THE OCTOPUS Europe in the Grip of Organized Crime by Brian Freemantle 1995 やっぱりこういうレポート物はすぐに読まないといけないな……。2017/02/15
岡多 基藏
0
感動!
Tetchy
0
しかし本書はフリーマントルが長期に渡って取材した情報がどれも捨てがたく、どうにか全てを取り込もうとした節が見られ―もちろん泣く泣く捨てた情報も少なくはないのだろうけれど―、そのために内容が駆け足になり、いささか飽和状態となっている。それはいかにヨーロッパ社会の犯罪汚染状態がひどいかを表してのことなのだけれど、次々に出てくるニュースソースからの情報の羅列のような整合性を欠いているようにしか見えなく、読者の根気を終始余儀なくさせられる。率直に云えば、本作はここ数年読んだ本の中で一番苦痛を強いられるものだった。2010/02/28
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