内容説明
エドガー・アラン・ポーが死んだ。彼の文学をこよなく愛し、文通もしていた弁護士クウェンティン・クラークは、不可解な「最後の五日間」の真相を突き止めようと決意。名探偵デュパンのモデルと思しき犯罪分析の天才デュポントの協力を仰ぐべくパリに渡る。だが、自分こそ本物のモデルだと主張する“デュパン男爵”が現れ…。『ダンテ・クラブ』の著者が放つ瞠目の歴史スリラー。
著者等紹介
パール,マシュー[パール,マシュー][Pearl,Matthew]
1997年、ハーヴァード大学英米文学科を首席で卒業。’98年、研究の成果を評価され、アメリカ・ダンテ協会から“ダンテ賞”を授けられる。2000年、イェール大学ロー・スクールを卒業。現在はハーヴァード・ロー・スクールの客員講師を務めている。’03年、『ダンテ・クラブ』で小説家デビュー。ロングフェロー訳『地獄篇』の復刊に当たっては自ら編集を担当した。’06年に、第二作にあたる『ポー・シャドウ』を発表
鈴木恵[スズキメグミ]
1959年長野県生れ。早稲田大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。