出版社内容情報
刑務所暮らしを強いられたハリー。彼の生存を信じるエマ。多くの野心と運命のいたずらが二つの家族を揺さぶる、シリーズ第2部。
時代は第二次世界大戦に突入。金策に苦しむヒューゴーは過ちを重ね、ハリーの母メイジーとの取引を目論む。そのころ、エマが必死に行方を追うハリーは、予想だにせぬ場所で生死を賭けた試練を迎えていた――。「生きて再会したい」エマの願いは届くのか？ やがて彼らは、英国中を巻き込む大論争の的となっていく。名誉や金への野心渦巻き、変化する人間模様。圧巻のシリーズ続編登場。
内容説明
時代は第二次世界大戦に突入。金策に苦しむヒューゴーは過ちを重ね、ハリーの母メイジーとの取引を目論む。そのころ、エマが必死に行方を追うハリーは、予想だにせぬ場所で生死を賭けた試練を迎えていた―。「生きて再会したい」エマの願いは届くのか？やがて彼らは、英国中を巻き込む大論争の的となっていく。名誉や金への野心渦巻き、変化する人間模様。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
332
第１部よりはましだが、この巻もやはり半端なところで終わった。長編構想のためか、個々の巻の緊張度はやや犠牲になっている感もある。全体を通して評価して欲しいということだろう。この巻で敵役のヒューゴーは退場するが、そうすると次の第３部でまた新たな敵役が登場するのだろうか。マンネリ化の様相も漂いはじめ、最後まで読む意欲が持続するだろうかと、いささか懐疑的な気分に陥る。面白くないわけではないのだが、主人公たちへの共感だけで読者を引っ張るのは、そろそろ限界か。次の第３部では新たな展開を期待したい。2023/06/01
ゆみねこ
82
怒濤の展開！息を継ぐ間もないくらいなスピードで物語は進んで行きますが、やっぱりこの終わり方はないですねー。次が待ち遠しくてたまらない。悪人ヒューゴーの最期は自業自得とはいえ、哀れでした。メイジー、賢い女性なのにあの失敗がすべての発端に。さて、物語はどう動いて行くのか、ひたすら待ちます。2013/12/18
財布にジャック
75
あまりに夢中になりすぎて、超スピードで読んでしまい、もう終わりなのと残念な程です。凄い展開になってきて、あっちもこっちも気になり、早く先を読みたいと必死になりすぎたようです。何人かの登場人物がこの世を去りますが、テンポが速いので、しみじみとしている暇も与えてもらえないことだけが、不満と言えば不満です。物語がだいぶ動いて来たので、次の第３部でどう着地させるのかも心配で、とにかく一日も早く続きを発売して欲しいです。2013/11/09
アッシュ姉
62
下巻も一気飲み。上巻で鳴りを潜めていた悪者ヒューゴー登場。ろくでなし！と罵りながらも、出番が無ければ無いで寂しい。メイジーが選んだ人にはびっくり！でも納得。そして何より最後にびっくり。読友さんの感想どおり、何ちゅうところで終わるの！？気になってしかたない。第三部下巻を早く入手せねぱ！第四部まで翻訳されているので文庫本で全八冊。道のり長いと思ってましたが、この分だとあっという間に読み終わってしまいそう。第五部出ないかな～。2015/05/18
megumiahuru
55
第1部に引き続き、またもや「え～」というところで「つづく」。でも、もう第3部も買ってあるのでした！戦争や刑務所や悪徳敏腕弁護士との対決等幾多の困難を超えて、ひたすらハリーを探すエマの姿に脱帽。反対にヒューゴーは…。かなりこの巻は勧善懲悪入っていましたね。とりあえず少し溜飲を下げました。とはいえ、レヴューを見ていると、第5部まであるんですか？ どうしよう！訳が全部揃ってから第3部を読むか、もう原書で読んでしまうか？迷うところです。第3部までと思っていたので、ちょっと溜飲を下げすぎないように注意します！2014/05/23
