内容説明
中西部の都市スティールトンでは、球場建設の是非を焦点に、現職市長と郡検事プライトとの熾烈な市長選が繰り広げられていた。法廷で無敗を誇り、“ダーク・レディ”の異名をとる検事補ステラはブライトの命を受けて、性倒錯と麻薬のからむ変死事件を手がける。だが、被害者の一人は、かつての恋人ノヴァクだった―。サスペンスを超えた深遠な人間ドラマ、文庫オリジナルで登場。
著者等紹介
パタースン,リチャード・ノース[パタースン,リチャードノース][Patterson,Richard North]
1947年、バークレー生れ。弁護士として活躍しながら、’79年、処女作『ラスコの死角』を発表し絶賛される。その後、大手法律事務所に招かれて、多忙ゆえに筆を断っていたが、7年ぶりに書いた『罪の段階』と『子供の眼』が全米でベストセラーとなり、人気作家の仲間入りをした
東江一紀[アガリエカズキ]
1951年、長崎市生れ。北海道大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のりべぇ
1
昔、TVや映画で見た海外の警察ものを思い出す。 各シーンが頭の中で自動的に映像化された。 結構好きだな。つい他の物も読みたくなる。 もう少し、主人公のあだ名「ダークレディ」が推されたほうがよかったな、とは思いました。2014/08/30
おふねやぎっちらこ
0
まずまずですね。2007/07/18
何屋
0
特別な引っ掛かりは無く読めるが、若干盛り上がり不足気味。 今までの肝となる法廷のシーンが無い以上、も少しドカンと欲しい気がする。2011/04/17
satooko
0
今回の主人公は、「サイレント・ゲーム」に登場した検事ステラ・マーズ。なのに今までのような法廷シーンはなく、単なるミステリーになってしまっている。もちろんつまらないわけではないが、期待度と違うベクトルに進んでいるので違和感に慣れるまで多少の時間と気持が必要。2010/04/22
ゴリゾウ
0
東江一紀 訳/中西部の都市スティールトンでは、球場建設の是非を焦点に現職市長と郡検事ブライトとの熾烈な市長選が繰り広げられていた。法廷で無敗を誇り、〝ダーク・レディ〟の異名をとる検事補ステラ・マーズは、ブライトの命を受けて、性倒錯と麻薬のからむ変死事件を手がける。だが、被害者の一人はかつての恋人ノヴァクだった-。『カバー』 #1791-12004/10/29