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新潮文庫
ヒンデンブルク炎上〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102150221
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

内容説明

“ヒンデンブルク”の大惨事をめぐって飛び交う様々な憶測。ルントが白羽の矢を立てたのは、昇降舵を握っていたボイセンだった。ルントは彼がドイツの北にあるフリースラント諸島に住んでいることを突き止める。しかし、そこの島民は驚くほど保守的で、ルントの調査は思うように進まなかった。挙句の果てにボイセンと接触したルントだったが、彼が耳にしたのは驚愕の事実だった。

著者等紹介

ボエティウス,ヘニング[ボエティウス,ヘニング][Bo¨etius,Henning]
ドイツでは様々な作品を発表している著名作家。現在はフランクフルト郊外に在住

天沼春樹[アマヌマハルキ]
1953年、埼玉県川越市生れ。中央大学大学院博士課程修了。作家・翻訳家・飛行船研究家。日本ツェッペリン協会会長、日本グリム協会副会長。また、75年ぶりにツェッペリン飛行船を日本に飛行させ、就航させる(株)日本飛行船の文化担当顧問でもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Cinejazz

1
北海沿岸のフリ-スラント諸島に《ヒンデンブルグ》の生存者が住んでいた(著者の実父)。巨大飛行船の爆発炎上の真相は、事故それとも破壊工作か? エンディングでの真相解明に期待し過ぎると肩すかしを食らう。ナチス・ドイツの政治プロパガンダに利用された《ヒンデンブルグ》のさもありなん説。筆者の育った島と父親への郷愁が色濃く投影されたノスタルジックな物語。2018/11/05

あきひと

0
ヘリウムはアメリカが輸出禁止していた

てぃー

0
邦題もいいけど直接的過ぎかな。原題の「the Phoenix」のほうが味わいあると思った。2013/09/24

うたまる

0
「それでも私はあなたのような人々が恐ろしい。あなたは、ご自分が非政治的で、何も知らなかったとおっしゃる。そしてそのときのあなたは同調者以外の何者でもなかった。集団をまえにしては、秩序や義務意識、完璧性に賛同する典型的な人間の一人で、それだからこそ危険なのです。なぜなら、義務と集団道徳が求められれば、目的のためには手段を選ばない心構えができているからです。そのためにはただ群れの指導者がいればいい。ヒトラーのようなね」2011/12/27

selva

0
何が特別面白いという話ではないが最後まで止められなかった。ヒンデンブルク爆発の様子をフィクションとは言えここまで鮮明に記述しているのは初めて読んだのでそれも良かった。話は多少ややこしい。2025/05/15

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