新潮文庫
蛇の石(スネークストーン)秘密の谷

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102149126
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

15歳のジェームズは、有望な飛び込み選手。幸せに育ったけれど、両親は彼が養子なのをオープンにしていた。ふと周囲とのずれを感じた時、彼は猛烈に自分の誕生の秘密を知りたくなる。お母さんはぼくを欲しくて産んだのか。ぼくは一体何者なんだ…もらわれてきた時身につけていた蛇の形の小さな石と「サミーをおねがい」の紙片を手に、ジェームズは旅に出る。

著者等紹介

ドハティ,バーリー[Doherty,Berlie]
1943年、イギリス・リバプール生れ。ダラム大学で英文学を専攻。ソーシャルワーカーを経験後、’79年より執筆を開始。詩、脚本、児童文学、小説と作品分野は幅広い。邦訳作品に『シェフィールドを発つ日』『ディアノーバディ』(それぞれ’86年、’92年のカーネギー賞を受賞)、『蛇の石 秘密の谷』がある。現在、シェフィールド近くのダービーシャー在住

中川千尋[ナカガワチヒロ]
1958年生れ。東京芸大美術学部芸術学科卒。『たくさんのお月さま』など児童書の訳書多数。『のはらひめ』など創作絵本も手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

12
飛び込みの選手の少年が自分のルーツを探す旅に出る。エリザベスが気の毒でなあ…。今、幸せになれていてホントよかった。2014/12/26

ゆぽんぬ

4
「今度こそ、ぼくがふたりを『養親』にもらいたい」人は、どこでどう生まれるかを選ぶことはできない。けれども、そのあとの人生は、やはりその人のもの。養子の少年。ぼくはいったい何者なのか。本当のことを知っても、心は満たされなかった。そして、自分のほんとうに大切なものに気がつく。2021/08/24

lock99

1
1995年作。少年の自分探し。サクッと読める。2012/08/16

ぽんママ

0
ぐいぐい先に連れていかれるようにして読了。エリザベスの物語が、重く、切ない。2014/07/04

桜もち 太郎

0
飛び込み選手の少年ジェームスが自分の原点を探す旅に出る話。ジェームスは学校でも養子に貰われてきた家にも、すっきりとした自分の居場所を見い出すことができなかった。そんなジェームスが実母との出会いによって自分の居場所を再確認するという物語。物語は実母の追憶とジェームスの話によって展開するが、最後には一致をみることになる。イギリスの女流作家ということで、本を手にしたときは若干の不安はあったが読みやすく抵抗なく読むことができた。2013/05/06

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