内容説明
英国の秘密情報部を引退したジャックを友人が訪ねて来た。ニューヨークで麻薬組織のボスに薬漬けにされている娘を救出してほしいというのだ。しかも、そのボスを殺してほしいと。殺害はできないが娘は救出すると約束して単身渡米したジャックは、麻薬の密売人ジーザスに協力を求める。遂行された作戦は完璧だと思われたのだが―。ジャック・ヴァレンタイン復活の痛快冒険小説。
著者等紹介
クリード,ジョン[クリード,ジョン][Creed,John]
1961年、北アイルランドのダウン州キルキール生れ。本名のオウエン・マクナミー名義で純文学作品を書き始め、中編小説『The Last of Deeds』(’89)がアイリッシュ・タイムズ文学賞の最終候補となる。’90年にはアイルランド文学に授与されるマコーリー奨学金を得る。長編『Resurrection Man』(’94)が自身の脚本で映画化。その後、エンタテインメント作家への転向を決意し、ジョン・クリード名義で『シリウス・ファイル』を発表し、英国推理作家協会賞のイアン・フレミング・ステイール・ダガー第1回受賞作に選ばれた
鎌田三平[カマタサンペイ]
1947年千葉県生れ。明治大学文学部卒業。作家、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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對馬 正晃
8
前作「シリウス・ファイル」の印象はまったくないのですが、これは面白かったです!まさに「5分に1回のアクション」的な怒涛の展開でした。惜しむらくは訳出されている作品が少ないことでしょうか・・・(本名で書かれている作品群はおそらく未訳)。2024/11/29
Riko
1
図書館で借りた2021/05/10
はるまき
0
☆☆2010/06/10
yos
0
アクションに満ちた冒険小説。主人公は、悪漢にやられて、ヘロヘロ、フラフラになりながらも、とことん根性を出して頑張る。とにかく、頑張って頑張って頑張りまくる。映画化もされたらしい。見てはいないが、スピード感あふれるアクション映画になったことだろう。結末については、少しばかり納得のいかない点があるが、終わり方としては悪くない。似たようなアクション小説がたくさんある中で、特に減点となるポイントはなし。全体によくできた秀作だった。2007/02/04
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