新潮文庫<br> 最後の診断

新潮文庫
最後の診断

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 491p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102145036
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fseigojp

12
病理解剖の閾値が低いことにビックリしたことを覚えています2015/08/01

koo

9
 1959年作の病院を舞台とした群像劇。名門とは言えない病院で改革を図る外科医オドーネルを中心人物に据え 当時の医療レベル、医療環境が分かる綿密な取材が窺え描かれる人間ドラマがとにかく面白いです。病理にスポットを当て頑迷な老医師ピアスン、優秀な若手コールマンのせめぎ合いもいいし、RH式不適合妊娠と骨肉腫といった疾患に対する当時の取り組み方なども興味深かったです。RH式不適合妊娠の両親の対応は今では信じられませんがそういう時代だったんでしょう。医師以外のメンバーが少ないのが少し不満ですが充分面白かったです。2024/07/26

gushwell

8
若い頃読んだ本を自炊してiPhoneで再読。1950年代のアメリカの病院を舞台に繰り広げられる社会派ドラマは、実に読み応えがありました。病院の改革を推進する外科医と保守的な老病理医との対立を中心に、恋愛なども織り交ぜて様々なエピソードが盛り込まれています。最初は、登場人物の多さに名前が覚えられなくて戸惑いましたが、途中からぐいぐいと物語の中に引き込まれました。医療についての知識のない僕でも楽しめました。やはり名作というのは時代が経っても色あせない面白さがあります。今は入手困難なのが残念ですね。2013/07/07

藤井宏

7
本書は1959年に書かれたもので、医療の内容は古いんだけど、描かれている人間関係だとか医療の不確実性とかは今も同じと思うし、話の内容に古さを感じなかった。一連の出来事を通じて、若き病理医コールマンが老病理医ピアソンに対して抱く心情が微妙に変化していく様が印象的だった。読メ登録300冊目にあたって、いい読書だった。著者の他の作品も読んでみたい。2021/08/14

讃壽鐵朗

3
臨床の医師は読んで欲しい本2020/07/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/66485
  • ご注意事項

最近チェックした商品