内容説明
州に昇格して間もないワイオミングの刑務所から、3人の凶悪犯が逃亡した。しばらくして―、近くのさびれた鉱山街に、ふらりと1人の若者が現れた。陽気で働き者の彼は、なぜか時代遅れの大きな銃を大事そうに抱えていた…。伝説の覆面作家が創り出す風変わりな隔絶空間。縦横無尽の文才を駆使して語られるのは、知性なのか、狂気なのか?15年の沈黙を破った待望の新作。
著者等紹介
トレヴェニアン[トレヴェニアン][Trevanian]
伝説の覆面作家。1972年スパイアクション『アイガー・サンクション』でデビュー。続篇『ルー・サンクション』の後、警察小説『夢果つる町』冒険活劇『シブミ』、そして悲恋物語『バスク、真夏の死』と一作ごとに縦横無尽の文才を発揮、読者の熱狂的な支持を得た。元テキサス大学教授
雨沢泰[アメザワヤスシ]
1953年東京生れ。早稲田大学卒業後編集者を経て翻訳家
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