内容説明
英国南部、海を見下ろす崖の上に建つ古い邸宅エンド・ハウス。その家の若く魅力的な女主人ニックは、このところ奇妙な事故に悩まされていた。重い額縁の落下、ブレーキの故障、落石…。そして、たまたまリゾートにやってきたポワロの目の前で、ニックが狙撃されるという事件が起きる。彼女の命を守るため、ポワロの灰色の脳細胞が働きはじめた―。初期クリスティを代表する長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背番号10@せばてん。
27
1988年5月19日読了。ちなみに早川版の邦題は『邪悪の家』。あらすじはもちろん、忘却の彼方。(2021年10月25日入力)1988/05/19
なにも
10
あっこれはーー面白かった!アガサ・クリスティにはもう毎回といっていいほどあっと言わされているけど、あっと言わされるとわかっていてもあっと言わされるし面白いと思っちゃう。それにしてもヘイスティングズ好きだなぁー2019/01/04
ぞるば
4
多分3回は読んでるけど、犯人以外はすっかり忘れていた。結末はわかっていても楽しく読めるのが素晴らしい。やっぱり動機に納得できるのがいい。訳はとても読みやすいです。一人称と二人称もこれがいいと思う。2017/01/08
まかん
4
今まで読んだポアロシリーズの中では一番面白かった!最後で物語がひっくり返って見事にだまされました。ポアロが苦戦してるのもなかなかおもしろい。いい気味というか・・・ なんでこれがマイナーなんかな。日本人の感覚じゃ理解できひんトリックやから? 欧州ならではの味がでてて見事やとおもう。2014/10/06
り
3
やられました・・・。作中に出てくるクリスティの他の作品は多くが未読だったので、是非ともチャレンジしたいです。2020/09/22