感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪風のねこ@(=´ω`=)
145
実は海外ミステリは初めてだったりする。ポアロといえばNHKアニメを思い浮かべる。しかし著者や役者の独特の言い回しは、結構好きだったり。旅情溢れる寝台列車の描写もノスタルジックで良い。ポワロの言う、謎を解く上で心象を大事にするという台詞の通り、人物が話す証言がなんとも印象的である。嘘か真か。全く解らない状態で、たった一つの鍵、まるで情報暗号化のキーを差し込む事によって状況が一変し真実に至るという点が圧巻である。(続く)2018/06/21
こよみ
28
アクロイド殺しもだけどこれも最初にやったもん勝ちだよね2013/08/15
かっちゃん(かっち)
19
クリスティー作品で一番好きです。ただ読んでいると、ポアロがデビット・スーシェさんになってしまいました。三谷さんのも面白かったです。2015/10/09
シャルル
17
寝台列車は乗ったことないので想像で補完するしかないけど、隣同士で行き来って出来るんですね。 みんな時間正確に覚え過ぎな気がする…とか、もっと音しそうだけど…とか思ったりもした。 でも伏線一杯で大満足!落ちわかっても楽しめるのはいい作品だよなぁ~ 推理小説は定期的に読みたくなる2021/04/08
makersat
17
イギリス人至上主義という感じの書きよう。一方で、イタリア人の扱いが酷い。伊に恨みでもあるのかと。お国で人柄が決まるかのような話しぶりに違和感が凄かった。そういう傾向がある程度ならともかく、何々人だからそうに決まっているといったような会話が多々。外国ではそういうものなのか。それともそういう時代なのか。淡々と事実を追及していき論理を積み上げていく展開はとても好み。日本語が怪しいところは多々あるけれど、翻訳ものなら仕方ないと諦めた。真相には驚いた。そのカードを切るか、と。最終的に、あちらの解答を採るのも好印象。2016/05/26