内容説明
フロリダの女性警官スローンにかかってきた一本の電話。それは、絶縁状態にある実父カーターからのものだった。いまやパームビーチの名士となった父親が、復縁を申し出てきたのだ。だが、彼女の前に現れた謎の男ポールは、カーターが犯罪に関係しているという。真相を探るため、スローンは彼に同行して父の屋敷を訪れた…ベストセラー作家が挑むミステリアスで蠱惑的な愛の物語。
著者等紹介
マクノート,ジュディス[McNaught,Judith]
テキサス州ヒューストン在住。1983年に『言えないことば』で作家デビュー。続いて発表した時代ロマンス小説Whitney,My Loveがベストセラーを記録し、以後、時代物と現代物を巧みに書き分け、ノーラ・ロバーツ、サンドラ・ブラウンら人気作家の仲間入りを果たす。’93年にはPerfectでロマンス色あふれるミステリー作品に挑戦。『夜は何をささやく』はそれと同系列のサスペンス作品で、米本国ではベストセラーを記録した
中谷ハルナ[ナカタニハルナ]
1959年東京生れ。成蹊大学文学部卒業。マスマン&ロッサー『涙のデザート』、キャスパリ『愛と疑惑の間に』、ロバーツ『珊瑚礁の伝説』など訳書多数
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感想・レビュー
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りり
3
苦手な作家だけどロマサス不足な今ならいける気がして読んでみた。本題に触れるまで60頁、ヒーローと出会うまで100頁、父親と対面するまでさらに70頁と前置きが長くてやっぱり苦手。淡々と書かれている日常の描写は退屈で、最後まで登場人物の魅力がイマイチ。全体が常に一定温度でひかれる一節もない。数少ない既読本のどれをとっても同じ印象だから、よっぽど相性が悪いんだと思う。あとがきと序文を読んだらしんみり。青いなあ2015/07/30
nona
2
序盤はなかなか入り込めなかったけど我慢して読んでいたらどんどん面白くなっていった。ヒロイン達女性キャラがとても魅力的だった。ロマンスの行方も気になったけど、それ以上に生き別れだったヒロイン姉妹が仲良くなっていく様子や、パリスと母親が電話で話す場面に感動したかもしれない。文句なしの大団円で読後感がよかった。あ、サラとジェスはどうなったんだろうか。2013/05/23
kokorika
1
30年前に父親に母子で捨てられたスローンは警察官。そんな彼女に父親から突然会いたいと連絡があるが、彼女は即座に断る。しかし父親が不正を働いているとの情報があり、FBIのポールから捜査の協力を依頼される。そこで姉の婚約者のノアと知り合いひかれる合う。しかし、ある殺人事件とポールの行動によりスローンは窮地に陥る。ヒロインのスローンが、自分より人のことを優先し、優しく賢く正義感もある素敵な女性で応援したくなり、ラストとエピローグをもっと長く読みたかったが、楽しく読了。2023/12/20
ぽしょ
1
ふむ、この人がヒーローね…あちがったそっちか…と思ったらあっちだった!という思いをしたのは続きもの以外では初めてかも。そして失態続きのリチャードソン、彼の将来が本気で心配です。2011/11/16
満月-ya
0
★★★☆☆2005/10/15