新潮文庫
決定版 第二の性〈2〉体験(上)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 493p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102124116
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0136

内容説明

人は女に生まれるのではない。女になるのだ―この有名な書き出しは、文明全体が個々の女性を、今あるように作り上げたのだという強力なメッセージを伝えている。すべての女性は生まれた時から(男より劣った)第二の性になるよう仕向けられ、自覚しないままそれを受け入れる。それがどのような葛藤を生み、女性を苦しめるのかが、具体的な体験を通して女性の視点から語られる。

目次

第1部 女はどう育てられるか(子ども時代;娘時代;性の入門;同性愛の女)
第2部 女が生きる状況(結婚した女)

著者等紹介

ボーヴォワール[De Beauvoir,Simone]
フランスの作家、思想家。パリの上流家庭に生れ、ソルボンヌ大学で哲学を学ぶ。女子高等中学校で教鞭をとった後、1943年、小説『招かれた女』の成功で作家生活に入る。’49年、実存主義の観点に立つ画期的な女性論『第二の性』を著し、世界的反響を呼ぶ。終生のパートナー、サルトルとともに、反戦・人権擁護の運動で精力的な言論活動を展開した。’70年以降、フランスの女性解放運動に積極的に参画、大きく貢献した。主な著作に、『他人の血』『レ・マンダラン』『老い』、自伝4部作(『娘時代』~『決算のとき』)等がある
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