出版社内容情報
突然の交通事故で世を去ったカミュ。事故現場には未完の自伝的小説が――。戦後最年少でノーベル文学賞を受賞した天才作家の遺作。
戦後最年少でノーベル文学賞を受賞したカミュは1960年、突然の交通事故により46歳で世を去った。友人が運転していた車が引き起こした不可解な事故の現場には、愛用の革鞄が残されていた。中からは筆跡も生々しい大学ノートが。そこに記されていたのは、50年代半ばから構想され、ついに未完に終わった自伝的小説だった――。綿密な原稿閲読によって甦った天才の遺作。補遺、注を付す。
内容説明
戦後最年少でノーベル文学賞を受賞したカミュは1960年、突然の交通事故により46歳で世を去った。友人の運転していた車が引き起こした不可解な事故の現場には愛用の革鞄が残されていた。中からは筆跡も生々しい大学ノート。そこに記されていたのは50年代半ばから構想され、ついに未完に終わった自伝的小説だった―。綿密な原稿の精査によって甦った天才の遺作。補遺、注を付す。
著者等紹介
カミュ[カミュ][Camus,Albert]
1913‐1960。アルジェリア生れ。フランス人入植者の父が幼時に戦死、不自由な子供時代を送る。高等中学の師の影響で文学に目覚める。アルジェ大学卒業後、新聞記者となり、第2次大戦時は反戦記事を書き活躍。またアマチュア劇団の活動に情熱を注ぐ。1942年『異邦人』が絶賛され、『ペスト』『カリギュラ』等で地位を固めるが、’51年『反抗的人間』を巡りサルトルと論争し、次第に孤立。以後、持病の肺病と闘いつつ、『転落』等を発表
大久保敏彦[オオクボトシヒコ]
1937‐2006。横浜市生れ。早稲田大学大学院仏文博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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