新潮文庫<br> アンの青春―赤毛のアン・シリーズ〈2〉

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新潮文庫
アンの青春―赤毛のアン・シリーズ〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 466p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102113424
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

16歳のアンは、小学校の新任教師として美しいアヴォンリーの秋を迎えた。マリラが引き取ったふたごの孤児の世話、ダイアナやギルバートらと作った「村落改善会」の運営と忙しいなかにも、“山彦荘”のミス・ラヴェンダーとの出会いや、崇拝する作家モーガン夫人の来訪など、楽しい出来事が続く。少女からひとりの女性へと成長する多感な時期を描く、アン・シリーズ第2作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

183
グリーンゲイブルズのアンから、アヴォンリーのアンへという原題でさらにつぎの三作目はアイランドのアンということで活動領域が広がっていくようなうまいシリーズの作り方をされていると感じました。隣人とのやりとりや小学校の新任教師としての子どもたちとの交友がなんとも言えず楽しく語られています。結構かんしゃくもちだけどすぐに相手と仲良くなるアンの性格は面白いですね。この年になって結構楽しんでいます。2016/11/14

ykmmr (^_^)

139
アンはついに教師へ。「子供たちを鞭ではなく、心で叩く。」をモットーに、ちょっと一匹狼さはそのままに彼女らしく、子供たちとぶつかって行く。双子を引き取る・同士たちと組織を作る。色んな事があるが、何気にマリラやギルバートとコミュニケーションもとりながら良くやっていく。途中のマーシューとの思い出話も然り。最後のロマンスは今後のアンに影響を与えるのか?ダイアナが婚約した訳だが、次作ではアンとギルバートの話がメインとなる訳で、アンはどんな乙女になるのか…乞おうご期待 笑。2021/12/27

Miyoshi Hirotaka

101
少女時代の終りは突然来る。それは、愛は子供っぽい空想により頭の中に現れるものでなく、知らずに忍び寄ってくるものだと体で感じた時。相変わらずのドジを踏みながら村の住人の様々な人生模様からピースが集まり、ジグゾーパズルが完成するような過程が面白い。移住後約80年が経過したカナダのイギリス人社会が丹念に描かれる。1880年代に青春を生きたアンは、私の祖父母の親世代。16才で教師という人生のスタートの早さを除くと青春は現代のそれと同じ。墓や墓参に対する感覚がわが国のそれに酷似し、季節感は北海道にそっくりである。2018/02/27

おか

97
ページを捲る度に あ〜そうだった と懐かしい事事を思い出す。そうそう 先生になったアンの最初のあの若さ溢れる理想! あっそれからグリン・ゲイブルスの新たな住人となった双子兄妹 兄のデイビーはいたずら過ぎて、、、笑「山彦荘」は覚えてなかった、、、あんな素敵な場所なのに!アンの16歳から18歳の大学に行くまでの2年間、まぁ 濃い内容の2年です( ◠‿◠ )さぁ 次作の「アンの愛情」にぼちぼち行きますか( ◠‿◠ )2018/05/18

chiru

93
シリーズ2巻目。 新任教師となり、双子の面倒もみはじめ「次から次へと問題を起こすアン」から「問題を解決する立場」になるけど、少女時代の空想癖や、失敗しても前向きな姿勢は変わらなくて嬉しい。 これまでのアンの歩く道に何度『曲がり角』があっただろう。 男の子と間違われたとき。マシュウが死んだとき。ギルバートに教師の席を譲ってもらったとき…。 ギルバートを大切な人だと認めながら素直になれないアンと、彼の遠回しで慎重な告白がほほえましい。 ふたりの長い長い初恋の行方を想像するのもシリーズの魅力のひとつ。 ★5 2018/09/28

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