感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
344
小説の前半は第1次世界大戦時の北イタリア戦線が舞台となっている。これはヘミングウェイ自身の体験が投影されており、主人公フレデリックの境遇は、ほぼ作家のそれと重なっている。従軍したヘミングウェイがそこから得たものは何だったのか。おそらくは戦争の不毛さだったはずだ。彼らの世代がロースト・ジェネレーションと呼ばれる所以である。それを小説に仮構する時にヘミングウェイが選んだのが、キャサリンとの邂逅であり、戦場に隣接するところに育まれる愛だった。つまり、把握することの叶わない全体に対して、個を選択するというのが⇒2016/01/11
GaGa
46
人生四度目の再読。ヘミングウェイでこの作品が好きなのは、やはりラストの虚しさだろう。「日はまた昇る」の方が文学作品的な衝撃度は大きかったと思うけど、しみじみと物語を楽しみたいならばこちらの方だと思う。2012/08/14
とも
43
遥か昔、学生の頃に女の子との「あれ?とも君、今何読んでんの?」「ん?『武器よさらば』やで」「え〜すご〜い、むずかしそ〜」「そんな事無いで、俺ってば本好きやから」「きゃ〜かっこいい〜」……何てやり取りを夢想して購入し、今の今まで読まれずに積まれてたほろ苦い一冊。名作と呼ばれているだけに面白くはあったが、酒飲みの一兵卒の戦争に対する嫌悪、そして愛する女性への忠臣が書かれている比較的単純な物語。でもラストの展開には心が揺れた。2016/10/17
みゃーこ
26
第一次世界大戦のイタリアを舞台に、アメリカ人のイタリア兵フレデリック・ヘンリーとイギリス人看護婦キャサリン・バークレイとの恋を描く。感情移入してトキメキ発作で倒れるかと思った。ヘミングウェイの文体に脳殺される。2012/11/23
ゆぎ🖼️
24
戦場で負傷し治療し戦場で夫を失った看護婦と出会う、はじめは遠慮されてたが真摯なアプローチで打ち解けてメロメロな会話が長かった。妊娠して幸せな生活になるのかなと思いきや、突き刺さるような悲しい結末だった。戦場の描写は経験者であり酷なくらいリアルだった。2021/03/14




