新潮文庫<br> 魔が差したパン―O・ヘンリー傑作選〈3〉

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新潮文庫
魔が差したパン―O・ヘンリー傑作選〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102072066
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

堅実に暮らしてきた女の、ほのかな恋の悲しい結末をユーモラスに描いた表題作のほか、短篇小説の原点へと立ち返る至高の17編。

堅実に暮らしていた女が芸術家風の客に抱いたほのかな恋心。愛した女を捜し続ける男を導く妖しげな香気。立身出世し、田舎に凱旋した男の本当の姿をみた妻。没落貴族がかつての邸宅を一晩だけ借りて開いた晩餐会にやってきた招かれざる客――。大都会ニューヨークと砂塵舞うテキサスを舞台に、普通の人々の悲喜こもごもを自在に描き尽した短編小説の名手による至高の17編を新訳!

内容説明

ほのかな恋の、悲しい結末。哀しい人生の、小さな歓び。短篇小説の精髄17編。憂愁、ユーモア、毒―すべてあります。

著者等紹介

O・ヘンリー[Oヘンリー] [O.Henry]
1862‐1910。アメリカ生れ。乱脈経営だった銀行の出納係を退職後、横領罪で告訴され真相不明のまま服役。獄中で小説を書き始める。出獄後は短編の名手としてニューヨークで活躍。十年間で約二百八十の短編を著した

小川高義[オガワタカヨシ]
1956年横浜生れ。東大大学院修士課程修了。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

89
17篇のうち読んだことがあるのは多分5篇。とても新味のある訳で、既読の作品も印象が随分違う。好き嫌いが分かれるところだろうが、あとがきで表題作の訳に込められた思いを読んで、なるほどと思った。ハッピーエンドのコメディドラマを見ているような『人生ぐるぐる』と『第三の材料』が好き。2020/09/13

nuit@積読消化中

77
傑作選3冊読み終えてしまった。O・ヘンリーの短編を読むと、質素で貧乏でも本当の幸せってあるんだなぁと考えさせられます。そして時代を超えてこの作品が読み継がれているこの世の中もまだまだ捨てたもんじゃないなーと思ったりします。この本では「魔が差したパン」と「第三の材料」が印象的です。過去に映像化もされている作品もあるようなので、機会をみて映像の方も観てみたいと思います。なんだかこの幸せな余韻にしばらく浸っていたい気分です。2016/04/13

キムチ27

58
古き・・良き?悪しき?時間がゆっくりと流れる。Oヘンリーの短編集2冊目。日本で言えば明治後半にかけての社会世相を描く巧手。IC機器はなく、人と人の間が直截的な状況で決まることが多い時間。行き違いもあれば、勘違いでおーのー!ってな具合もあったり。日本の落語とは違い、ウィットが利いた捻った短編ばかり17編。公金横領で服役した彼なればこその実に多種多様な小ネタが楽しめた。訳者の想いが後ろ書きにあり、直訳と意訳の泳ぎ分けを述べる拘りが妙味。2023/07/11

aika

50
ニューヨークに住んでいても、田舎に住んでいても、人生には自力ではどうにもできないことがある。でも、ひょっこりと顔を出した奇跡が事態を好転させてくれることだってある。そんな生きることの機微に彩られた作品集でした。一番のお気に入りは、奉公先の石切場で虐げられる11歳のレーナを描いた「荒野の王子さま」。表題作「魔が差したパン」では、パン屋の女主人・マーサがお客さんに抱いた密かな恋ごころが、あっという間に驚きの展開に。短い物語に張り巡らされた伏線が見事に回収され、ピリッと効いた〈語り〉の巧みさに唸りっぱなしです。2020/12/10

ふ~@豆板醤

40
傑作選とはあるけど、一編一編が短過ぎて‥表題作と「荒野の王子さま」がよかった。"魔が差したパン"‥欲を出しちゃいけない、という教訓。変に狙うと失敗するのは世の常。「第三の材料」での「牛肉しかないとすると、どんなビーフシチューができるだろう」は名言だと思う(笑)2017/02/20

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