感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛇の婿
9
トルストイの自伝三部作、これにて完結…って、いやこの作品でぜんぜん完結してないし!!解説によれば…本当は四部作のはずだったのですけど第四部『青春』はついに書かれないで終わっちゃいましたテヘへッ♪ですと!?ww いやぁ…まさかトルストイ読んでずっこける日が我が人生に訪れるとは予想もしていませんでしたね…なんでも読んでみるものだなぁ…2012/12/03
くみ
6
青年時代、大学生。タバコ吸ったり、お酒飲んで騒いだり、勉強せずに試験受けたり。。19世紀のロシアの大学生もそうなんだ、と驚く。 そして親友にも相手の感性と自分の感性が100%同じじゃないと不愉快になって、喧嘩をふっかけちゃう。「相手のため」って言って、本当は嫉妬だったりもする。。 相手を傷つけて関係破綻するほどの強烈さが許されるのはこの頃の特権かもしれない、、と思いました。 そして、途中「愛について」のトルストイの言及が刺さる。。男性視点はこうなんだと勉強になります^^; 未完のまま終わってるのが残念。2017/08/13
twinsun
5
最後に「生活の信条」のノートを取り出し、初心に帰る場面が清々しい。何度でも挫折すればいい。そして次に進むのだ。まだこれを信じていることができた若き日の美しい記録だ。2023/07/14
AMBER
4
三部作最終版の「青年時代」一応、無理やり完結って事になったようだが、完結してはないよね。だって話がさぁ〜途中でビミョーだし…。あとがき見るとこの後に第四部の「青春」を書こうとしてたみたいじゃないの〜。やっぱりそうだよねぇ〜しか言えない。内容全体的に成長期に達してモヤモヤしてる学生さんとか読むのもいいのかもね。人の成長期なんてそんなもんなのよ、きっと。2017/05/27
pika
3
前2作に比べて、内的なことよりも外的な観察に比重が置かれている印象。特に何かドラマが起きるわけでもなく、些細なごく在り来りな日常から生まれる出来事を、トルストイ独自の鋭い洞察力によって日常を解剖していく。青年期は交友範囲も広がるゆえ、全般的とは言えず、前2作よりもページ数は多いにも関わらず、部分的に絞られている。青年期は2作になり、全部で4作になる予定だったそうで、「次回へ続く」な終わり方だが、そこはそれからのトルストイの作品で埋められるということらしい。人間の半生記としてはかなりの傑作ではないだろうか。2023/08/08