新潮文庫<br> 結婚式のメンバー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102042021
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

多感で孤独な少女の日々を繊細な筆致で描き上げる米女流作家の最高傑作! 村上春樹が新訳 ≪村上柴田翻訳堂≫シリーズ第一弾!

この街を出て、永遠にどこかへ行ってしまいたい――むせかえるような緑色の夏に、十二歳の少女フランキーは兄の結婚式で人生が変わることを夢見た。南部の田舎町で、父や従弟、黒人の女料理人ベレニスとの日常に倦み、奇矯な行動に出るフランキー。狂おしいまでに多感で孤独な少女の心理を、繊細な文体で描き上げた女性作家の最高傑作。≪村上柴田翻訳堂≫第一弾、村上春樹の新訳!

内容説明

この街を出て、永遠にどこかへ行ってしまいたい―むせかえるような緑色の夏、12歳の少女フランキーは兄の結婚式で人生が変わることを夢見た。南部の田舎町に暮らし、父や従弟、女料理人ベレニスとの日常に倦み、奇矯な行動に出るフランキー。狂おしいまでに多感で孤独な少女の心理を、繊細な文体で描き上げた女性作家の最高傑作を村上春樹が新訳。“村上柴田翻訳堂”シリーズ開始。

著者等紹介

マッカラーズ,カーソン[マッカラーズ,カーソン] [McCullers,Carson]
1917‐1967。ジョージア州コロンブス生れ。アメリカの女性作家。南部の風土を舞台に社会に順応できない人々の孤独や少女の心理を精緻に描き、独自の小説世界をつくり出した。デビュー小説『心は孤独な狩人』(’40)や『結婚式のメンバー』(’46)は20世紀米文学の傑作と評される。中産階級出身で音楽的才能にも恵まれていた。長編・中編小説のほか、多くのエッセイ・戯曲を残している

村上春樹[ムラカミハルキ]
1949年京都生れ。『風の歌を聴け』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

434
本書はカーソン・マッカラーズの半ば自伝的な小説ということなのだが、だとすれば、さぞや彼女は生きにくかっただろうなと思う。時代や状況は全く違うものの、太宰の世間との違和と近いものを感じる。そして、同時に生まれの宿命をも思うのだ。彼女はアメリカ南部、ジョージア州で第二次大戦に向かう頃に思春期を過ごす。南部の倦怠とニューヨークやシカゴへの強烈な憧れもまた、この小説には濃厚に投影されている。憧憬と煩悶と閉塞と、もはやキリがないほどの混沌こそが、この小説の神髄だ。そして、12歳という早熟もまたキー・コードだろう。2016/04/03

KAZOO

164
私はマッカラーズという作家はまるっきり初めてなのですが、皆さん結構読んでいて、新訳を待っていた人が多いとのことのようです。私は柴田さんが訳したサローヤンを読んだのでこのシリーズを読んでみようと思いました。多感な少女の心やその少女とのやり取りをする人々、特に人生経験豊かなベレニスとの交流に惹かれました。2016/06/14

ムッネニーク

137
73冊目『結婚式のメンバー』(カーソン・マッカラーズ 著、村上春樹 訳、2016年4月、新潮社) 米の女流作家カーソン・マッカラーズが1946年に著した作品。著者の自伝的要素が多分に含まれており、田舎街での生活に倦む12歳の少女の、広い世界へ旅立つ事への渇望が生々しく描き出されている。 狂気的と言っても良いほどに暴走してしまう彼女の様は痛々しいが、そこには我々読者も経験した、過ぎし日の相貌がある。 「あたしたちはいろんなことを次々に試してみるんだけど、結局は閉じ込められたままなのさ」2023/08/02

抹茶モナカ

118
12歳の思春期の少女の兄の「結婚式」への特別な思い入れ等、繊細な心情を描いた長編小説。自分は特別な存在だ、と、思った事の思春期を通り過ぎた人なら感じる部分はある作品だろう。ちょっと常軌を逸している部分があって、そこがよくある思春期の物語と違う部分であり、マッカラーズの過ごした思春期の特徴なのだろう。読んでいて、少し、落ち込んでしまったのは、僕自身の思春期を思い出したせいか。マッカラーズ作品の特色なのか。また、全く別の理由か。ちょっと、わからないけど、落ち込んだ。2016/04/19

はたっぴ

113
『緑色をした気の触れた夏のできごとで、フランキーはそのとき十二歳だった』こんな書き出しで始まる物語には、少女の思い出が詰まっている。彼女が多くの時間を共にするのが、ベレニス(黒人の料理人)とジョン・ヘンリー(6歳の従弟)。年齢の異なる3人の食事風景と交わされる会話が妙にチグハグだが、家族のような親密な時が流れてほのぼのと温かい。フランキーが「もっと自由になりたい」ともがいてジタバタする姿は尖ったナイフのように危なっかしく、思春期の複雑な感情をもて余した少女の瑞々しい成長記として楽しめた。【G1000】2016/05/15

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