新潮文庫<br> 僕の名はアラム

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新潮文庫
僕の名はアラム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 262p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102031063
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

村上春樹と柴田元幸がセレクト! アルメニア移民の子が、貧しいながらもあたたかな大家族とともに、いま新世界へと歩み出す――。

僕の名はアラム、九歳。世界は想像しうるあらゆるたぐいの壮麗さに満ちていた――。アルメニア移民の子として生まれたサローヤンが、故郷の小さな町を舞台に描いた代表作を新訳。貧しくもあたたかな大家族に囲まれ、何もかもが冒険だったあの頃。いとこがどこかからか連れてきた馬。穀潰しのおじさんとの遠出。町にやってきたサーカス……。素朴なユーモアで彩られた愛すべき世界。

内容説明

僕の名はアラム、九歳。世界は想像しうるあらゆるたぐいの壮麗さに満ちていた―。アルメニア移民の子として生まれたサローヤンが、故郷の町を舞台に描いた代表作を新訳。貧しくもあたたかな大家族に囲まれ、何もかもが冒険だったあの頃。いとこがどこかから連れてきた馬。町にやってきたサーカス…。素朴なユーモアで彩られた愛すべき世界。“村上柴田翻訳堂”シリーズ開始。

著者等紹介

サローヤン,ウィリアム[サローヤン,ウィリアム] [Saroyan,William]
1908‐1981。アメリカの小説家、劇作家。アルメニア系移民の子として米カリフォルニア州フレズノに生れる。高校卒業後は電報配達などをして生計を立てていたが、やがて小説を書き始め、人の善性を清澄に描く作品を数多く残した。日本では「第三の新人」の作家らに愛読されたことでも知られる

柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年、東京生れ。米文学者・前東京大学教授。翻訳家。アメリカ文学専攻。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞受賞。『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞。トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞。アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、文芸誌「Monkey」の責任編集を務めるなど、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

386
柴田元幸氏の新訳。もっとも、原作の出版は1940年だが、小説の時は1920年代くらいだろうか。主な舞台はカリフォルニア州フレズノ。今では人口40数万人の町だが、当時は田舎町だったようだ。そして、主人公のアラムを含めて、ここで描かれているのはアルメニアからやってきた移民たちの共同体だ。アメリカの物語であるのに妙な郷愁をおぼえるのは、彼らアルメニア系の人たちにとっても、そこが異郷だからだろうか。ここに見られるのは生産性を追求するアメリカではない。奇妙に穏やかでのんびりしたおおらかなアメリカの姿がここにある。2018/03/03

KAZOO

149
新潮文庫で今月から村上柴田翻訳堂ということでシリーズが始まったようです。その先駆けとして柴田元幸さんの新訳によるこの作品です。この作品は昔、高校時代にか、英文で読んだことがあったのを思い出しました。9歳の子供の(しかもアルメニア移民である)目から見た日常生活が新鮮な感じでつづられています。昔読んだことはすっかり忘れてしまっていたのですが探し出して英文でも読んでみようかと思いました。2016/04/09

のっち♬

125
カリフォルニアに住むアルメニア系移民の少年を語り手とする14の短編。自由を謳歌する友人たちとの活気ある挿話と浮世離れした"おじさん"たちのグダグダした挿話が織りなす何気ない日常の断片で、後者のひと癖もふた癖もある造形は本作の大きな特色。一日中チターを弾く、砂漠でザクロを育てるなど光景がシュール。極めつけはパッカードを運転させるインディアン。主人公の身の上は著者と重なり、牧歌的な世界観には迫害や死の影が差した少年時代を過ごした彼の憧れが現れている。こうした闇を覗かせるホスローヴの存在も話の重要な彩りだろう。2022/04/27

はたっぴ

110
アルメニア移民の少年とその親族達ののほほんとした日常が綴られた短編集。肩肘張らず読みやすく、主人公アラムとおじさん達とのやりとりにクスッとしたり、おやおやと思いながら読了。頼りない大人ばかりで締まりのない日常だが、万事平和だからこれでいいんじゃないかと思える。一時の気の迷いではなく、本格的に道を踏み外してしまったどうしようもない(でも愛おしい)おじさんも居たりする。プライドや建前など気にしない大人達。彼らに囲まれて育つアラムの純朴さと子供らしい悪戯の数々にほのぼのとした。読みながら無心になれる作品だった。2017/05/21

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

96
☆5.0 アルメニアからアメリカに移住してきたガログラニアン家のアラム。 彼は、仕事もせず一日中ただ歌っているおじさんや、砂漠に土地を買いサボテンを抜きそこにザクロの木を植え一儲けを夢想するおじさんに、悪ガキのいとこたち、頑固者のおじいさん、そしてやさしいおばあさん。 そんな家族に囲まれ暮らしている。 いたずら好きのアラムとその家族たちが引き起こす騒動を、 愛とユーモアと哀愁たっぷりに綴る14篇の短篇集。 2021/03/14

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